東京都檜原村の会員制滞在型コワーキングスペース「Village Hinohara」に移動式のEV充電スタンド『モバイルSS・ヒノハラ』開設

カエルム株式会社は、東京都檜原村の会員制コワーキングスペース「Village Hinohara(ヴィレッヂヒノハラ)」において、新プロジェクト「モバイルSS・ヒノハラ」を開設しました。このプロジェクトは、キャンピングトレーラーに200Vの普通EV充電設備を搭載し、太陽光パネルで発電した再生可能エネルギーをEVに充電することが可能な移動式充電ステーションです。

「モバイルSS・ヒノハラ」は、TRAIL HEADS株式会社が設計した移動型オフィスとしてのキャンピングトレーラーに基づいており、大容量リチウムイオンバッテリーと太陽光パネルを組み込んでいます。この設備により、都内から90分の距離にある檜原村の自然豊かな環境で、充電時間をワーケーションとして活用できるようになります。さらに、トレーラーを牽引することで、充電設備のない場所でも200Vの普通充電が可能となります。このプロジェクトは、東京都「多摩イノベーションエコシステム促進事業」の令和5年度リーディングプロジェクトとして選定されました。

また、檜原村では、山間部の地形と限られた公共交通、道幅の狭さに対応するため、小型EV「MiMoS(ミモス)」を使用した二次交通手段の実証実験も期間限定で開始します。この軽自動車規格の小型EVは、GLM株式会社によって開発されたもので、村内の高低差が激しい地形や狭い山道に適しており、航続距離を気にせず自由に利用できる利点があります。加えて、雨風の影響を受けにくく、安全かつ快適な移動が可能です。

このプロジェクトは、地域における新しいエネルギー供給の形態として、また、環境に配慮した持続可能な移動手段の提供として注目されています。再生可能エネルギーの利用と地域内の移動手段の最適化により、地域の持続可能性と住民の生活の質の向上に貢献することが期待されています。

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