株式会社JVCケンウッドが主催する公益財団法人日本デザイン振興会の「2023年度グッドデザイン賞」で計4商品・シリーズを受賞したことが明らかになりました。その中でも、特に注目を集めたのは「NISSAN×KENWOOD リユースバッテリー内蔵ポータブル電源」です。この製品は経済産業大臣賞にも相当する「グッドデザイン金賞」を手にしました。
同社は中期経営計画「VISION2025」において「顧客起点のデザイン経営」を掲げ、ユーザーに最適化した機能や使い勝手に焦点を当てた商品開発を進めています。今回の受賞は、その方針の成果ともいえるでしょう。
具体的には、日産自動車株式会社、フォーアールエナジー株式会社と共同開発したこのポータブル電源は、日産リーフの再生バッテリーを活用しています。製品は災害時にも役立つ非常用電源としての性能を持ちつつ、使用済みバッテリーの再利用によるCO2削減も実現しています。
審査員からは、EVと家電の境界を越えたこの製品が脱炭素社会に貢献するとともに、新しい市場を創出する可能性に大きな評価が寄せられました。
商品は2023年9月1日より全国の日産自動車販売店舗で販売が開始され、価格は170,500円(税込)です。同様の製品は、同年内にも公式オンラインストア「JVCケンウッドストア」での販売が予定されています。
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