オージーケー技研株式会社は9月13日、この秋に「ふたごじてんしゃアシスト」を発売する予定で、その試乗会を10月1日に「ふたごつなげるカーニバル2023」で東京で開催することを明らかにしました。
「ふたごじてんしゃ」は、未就学の子供2人を同乗させて公道を走行可能な三輪電動アシスト自転車で、日本初としてBAAの認定も受けているという。2018年の初めての発売以来、電動アシストの機能が要望され、その開発に5年半かかりました。今後は、その特性や乗り心地を多くの人々に体験してもらうため、全国各地での試乗会も計画されています。
「ふたごじてんしゃ」の開発には、中原美智子さんという双子の母親の強い想いが結実したものであり、彼女の出産経験や多胎育児の難しさからこの自転車が生まれました。彼女の会社、株式会社ふたごじてんしゃは、単なる「自転車屋さん」ではなく、多胎児の親たちが抱く「外に出たい」という気持ちをサポートする特別な事業を行っています。双子の子育て中に感じるさまざまな感情、例えば疎外感や孤独感、そして閉じこもるような感覚。それらの困難を乗り越えるための答えとして、「ふたごじてんしゃ」が生まれました。
ふたごじてんしゃアシストは、品質管理を徹底し、生産台数を限定して予約販売を行う方針を発表しました。購入を希望する方は、専用の「ふたごじてんしゃアセスメントフォーム」を通じてアセスメントを完了させ、その後、予約ページで購入権を予約し、指定の取扱店で注文する形となるようです。
さらに、月額利用が可能な定額サブスクリプションサービス「NORUDE」を運営するサイクループ株式会社との連携を進めており、詳細は確定次第、公式ホームページでの発表となるとのこと。
また、「ふたごじてんしゃアシスト」の特徴として、自転車及び歩行者専用の道路走行が可能な点、低速走行時の高い安定性、スイング機能を持った安定した乗り心地が挙げられるとともに、子どもが乗らなくなった際には後部にバスケットを取り付けることも可能です。
このモデルは、全長約1,780mmで、幼児2人を同乗させるための付属部品を装着した場合、さらにその長さは約1,880mmとなります。全幅は約580mm、サドルの高さは約720-860mmで、乗車適用身長としては、139cm以上の方が安全に乗車することができる設計となっています。
タイヤのサイズは、前が18×1.75 HE、後ろが16×1.75 HEとなっており、車両自体の重量は、フロントバスケットやバッテリーを含めて約37kg。もちろん、幼児2人を乗せる仕様にした場合の重量は、約47kgとなります。
付属部品としては、フロントバスケット「FB-069K」が含まれており、専用のリヤキャリヤも装備されています。このリヤキャリヤは、指定のリヤチャイルドシートを取り付ける際にのみ使用されます。
変速機の方式は内装3段変速を採用しており、照明装置としてはバッテリー式の前照灯が搭載。この自転車は、補助速度範囲14km/hで、一度の充電で約28km走行することができるよう設計されています。
使用されているバッテリーは、リチウムイオンバッテリーで、電圧は24V、バッテリー容量は8.5Ah。充電時間は約4.5時間となっています。えんとつ色、もみのき色、つばめ色から選ぶことができます。
価格に関しては、メーカー希望小売価格が286,000円(税込)となっています。なお、専用のチャイルドシート「RBC-011DX-TW2」は別売りで、1台あたり16,500円となっております。
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