ここ最近、注目されている折りたたみ自転車と言えば「ハリークイン リミット5/6」でしょう。
「ハリークイン リミット5」は、16インチのシングルスピードモデルで、重量約5.98kgと世界最軽量クラスの折りたたみ自転車。極限まで軽さに挑戦し、アルミニウムとチタンのフレーム、カーボンフォークを採用しています。その他の主要な仕様には、クロム硬化技術を採用した超軽量チェーン、ケブラー素材を使用したアウターケーブル、超軽量のTPUチューブを採用したタイヤチューブなどがあります。このモデルは、中空チタン軸を採用したボトムブラケットを特徴としています。
「ハリークイン リミット6」もまた16インチのサイズで、外装3段変速搭載モデルで重量約6.82kgです。このモデルは走りを重視し、鍛造式高さ調整機能付きハンドルステムで疲れにくい姿勢の走行が可能です。ボトムブラケットには中空クロモリ軸を採用し、高い耐久性と回転性能を実現しています。
この2つのモデルは、高強度のUDフルカーボンフォーク、東レT700カーボン繊維の使用、クロム硬化技術によるチェーン、ケブラー素材のアウターケーブルなど、共通の先端技術と素材を多用しています。
ウルトラライトシリーズ系を継承した乗り心地
今回、2023年9月3日に行われた自転車イベント「『自転車日和』Minivelo Meet」でハリークイン リミットシリーズを触れることができました。Gicブースでは展示車両を持ち上げることができ、実際に持ち上げると軽さを実感します。羽のような軽さと言ってもいいくらい軽量で、気軽に輪行してみたいと思うほどです。部品もLITEPRO製の軽量パーツを採用。耐久試験に関しては実際に行っており問題ないとのこと。
走りは一言で言うと「ルノー・ウルトラライト7系の超小径車のような短距離向け」。ホイールベースが短くて直進安定性よりもクイックな感覚があるハンドリング、細いタイヤやサドルによる硬めの乗り心地は、ルノー・ウルトラライト7のような超小径車のイメージがあります。ハンドリングや漕いだ時の走行性能事態は、14インチの超小径折りたたみ自転車と比較して安定していますが、DAHON CURVEのようなポタリングにも使える16インチ折りたたみ自転車や、ブロンプトンと比較すると、長距離走行は厳しいです。ハリークイン リミット5/6は、車体の軽さを活用して気軽に輪行して短距離で走るのがベストな使い方でしょう。
価格は「ハリークイン リミット5」が176,000円(税込、以下同)、「ハリークイン リミット6」が186,000円です。
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