オランダの王立オランダツーリスト連盟(以下、ANWB)は、2023年9月6日より、高盗難率と改造の傾向があるために、ファットバイクの保険を当面停止すると発表した。この措置はリーズナブルな自転車保険を維持する必要から来ており、今後責任ある保険加入の方法を検討するという。
ファットバイクは、原付バイクのヘルメット着用義務化以降、急激に人気を博している。特にオランダの一部地域では盗難率が非常に高く、「いつ盗まれるか」という問題が浮上している。
ANWB VerzekerenのCEO、Floor van Workumは「残念ながら、現状では他の選択肢がない。盗難問題は業界全体で解決を図るために、多角的なアプローチを考えている」とコメント。
加えて、ファットバイクはしばしば販売後に改造されることが多く、これが交通安全上のリスクを増加させている。Floor van Workum氏は「大規模な改造は危険な傾向であり、この問題を解決するための新しい保険の枠組み作りが必要だ」とも述べた。
今後、ANWBは保険料だけでなく、セキュリティや保管条件についても網羅的に調査し、新しい保険プランを検討する方針だ。
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