ロイターによると、マクラーレンアプライドが、破産したオランダのEバイクメーカー「ヴァンムーフ」を買収する可能性があるというニュースを報じています。
McLaren Applied’s Lavoie in talks to buy Dutch e-bike maker VanMoof – source | Reuters
ヴァンムーフはスマートなデザインとハイテク技術で知られるEバイク企業で、新型コロナウイルスの影響で売上が伸び、2021年9月に約160億円の資金調達に成功しました。これにより、世界で最も資金を調達したEバイク企業とされていました。ところが、2020年4月に発表されたEバイク「S3」と「X3」の品質問題により、保証期間中の修理や交換、さらに「Peace of Mind保証」という特別プランによる損失が積み重なり、2023年7月17日に会社は破産に至りました。
マクラーレン・アプライド社は、イギリスのテクノロジー企業で、グレイブル・キャピタルの子会社です。この会社は、主にF1(フォーミュラ1)のエレクトロニックコントロールユニット(ECU)、センサーなど、モータースポーツの電子制御部品の製造などを行っていることで有名です。
2021年8月にグレイブル・キャピタルに売却される前は、マクラーレン・グループの一部でした。2004年には、同じマクラーレン・グループに属していたマクラーレン・コンポジットと合併しました。この合併した会社は、マクラーレン・F1やメルセデス・ベンツ・SLRマクラーレンなど、高性能素材の開発と生産を担っていました。
同社は電動キックボードブランド「ラヴォイエ」があり、仮に買収が成功した場合はラヴォイエが買収する可能性があるようです。
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