2023年8月11日現在、ヴァンムーフは買収計画が進行中のようです。
ヴァンムーフは、スマートなデザインとハイテクを売りにしたEバイクブランド。同社は新型コロナウイルス感染症の影響により売上を伸ばし、2021年9月に1億2800万ドル(日本円で約160億円)の資金調達を実施。同社は世界で最も資金調達したEバイク企業であると謳っていました。
しかし、2020年4月に発表したEバイク「S3」と「X3」で、配送中に発生した傷や損傷、故障など様々なトラブルが発生し、保証期間中の修理・交換費用のコストや、低価格で最大3年間の無料メンテナンスと、盗難にあったバイクが2週間以内に回収できなかった場合の代替モデルを用意するプラン「Peace of Mind保証」による多額の損失による影響で、2023年7月17日に破産しました。
retailtrends.nlによると、当初、買収に名乗りを上げたマイクロモビリティ社は、入札が却下されたようです。同社は2022年に多額の負債を出していたため、その影響もあると思われます。
Regrettably, our bid for #VanMoof, which deeply prioritized consumer protection & job preservation, wasn’t accepted by the trustees. They’ve opted to negotiate with another party. My gut tells me financial figures are taking precedence over consumer protection. Best wishes to the… https://t.co/lYO1shMIHD
— Salvatore Palella (@palella) August 8, 2023
買収計画は進行中とのことですが、具体的な内容は公開されていません。また、retailtrends.nlによると、アメリカの大手自転車ブランド「トレック」や、台湾の大手自転車ブランド「ジャイアント」はヴァンムーフには興味が無いとのこと。今後の状況に関して注視する必要があります。
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