Eバイクのブランドには、かつてはオートバイブランドだったのがEバイクブランドとして復活した所が存在する。イタリアのモトパリラもその1つだ。
モトパリラは、1946年に創業したイタリアのオートバイメーカー。小排気量の高性能オートバイを製造していたことで有名だったが、1967年に終了。2017年にEバイクブランドとして登場した。
その中でもカーボンは、モーターサイクルの世界と自転車の世界をひとつの製品に融合させるのをコンセプトにしたEバイク。車体デザインはサドルとフレームが一体となった未来的なデザインで、26×4.7インチの大径ファットタイヤや、独特のデザインは、従来の自転車やオートバイとは、Eバイクとは逸脱したデザインで、スーパーEバイクと呼べる物の1つだろう。
モノコックカーボンフレームはアルミ補強要素付きで、ブレードフォークも同様にカーボン製でアルミ補強要素が組み込まれている。中央フレームは、固体から加工されたアルミ製部品が組み立てられて構成。スイングアームは、板金と鍛造された溶接部品から成り立っている。
こちらの製品はサイズ別に設定されている。Lサイズは身長185-200cm、股下長92-100 cm向け。Mサイズは身長170-185cm、股下長82-92 cm向け。Sサイズは身長160-170 cm、股下長74-82 cm向け。
VeeRubberの26″x4.7インチタイヤが採用されており、フロントハブとリアハブは、Moto Parillaによって開発された固体から加工されたアルミ部品で構成、リムは、直径80 mmの26インチアルミリム。
フロントブレーキディスクは、Moto Parillaによって開発された熱処理鋼製で、直径380 mm。フロントブレーキディスクホルダーもMoto Parillaによって開発されたビレットアルミ製。リアブレーキディスクは、直径203 mm、6穴の熱処理鋼製で、これもMoto Parillaが開発しているとのこと。
フォークはカーボン棒(ブレード)、並行四辺形レバーシステムで構成されており、ハンドルステムは、Moto Parillaが開発したビレットアルミ製。ハンドルバーは、直径31.8 mm、長さ780 mm、ライズ15 mmのErgotec Low Riser。
サドルは、イタリアで製造された本革製で、開発はMoto Parillaが手掛けた。ペダルはM-Waveのブラックフラットフリーライドペダルで、スチールピンと加工アルミボディが特徴。クランクセットは、170mmブラケットと48歯チェーンリングを持つBafang製。
モーターはBafang MMG.320.48Vで、最大速度により3つのバージョンがある。ディスプレイはMoto Parillaブランドの860c、ブレーキはMagura MT4ブレーキシステムまたはMagura MT7ブレーキシステム。トランスミッションは、Enviolo Sportiveの変速機を使用。バッテリーは840 Wh(48V – 17.5 Ah)、充電器は48V – 2Aのものが付属する。価格や日本での展開は不明だ。
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