株式会社333architects(トリプルスリーアーキテクツ)が新規事業として「vanhotel」を2023年7月に開始することを発表しました。
コロナ禍がもたらした社会変化の中で、生活の質を向上させる動きが見られ、それが個々の生活環境や働き方に影響を与えています。特に、モビリティとプライベート空間を兼ね備えたキャンピングカーは、需要が増している分野の一つとなっています。しかし、現在のキャンピングカーは車両としての要素が強く、空間としての満足度が一部で問題視されているとのこと。
vanhotelは建築設計事務所としての経験と知識を活かし、キャンピングカー内の空間の質の向上を目指しています。内装材やディテールにこだわった設計は、これまでキャンピングカーに手を出さなかったミレニアル世代をターゲットに、新たな価値提案を行います。
vanhotelは、40代から60代の既存ユーザーに加えて、20代から30代のミレニアル世代も利用しやすいように1泊2日(最大36時間)63,000円からでレンタル可能となっています。宿泊代、レンタカー代、物品レンタル代などを考慮すると、比較的手頃な価格帯となっています。また、ホテルのような形式でチェックインとチェックアウトが行えるため、時間単位ではなく泊数単位で利用することが可能です。
vanhotelのキャンピングカーは、神奈川県横浜市西区伊勢町にある333architectsから借りることができます。高速道路やアクアラインを利用すれば、箱根や千葉県木更津まで約1時間圏内という立地で、ランドマークタワーの望める豊かな公園の前でお待ちしています。
333architectsは通常、横浜市西区で建築設計事務所として住宅や店舗などの設計を行っています。そんな中、自由に動きつつも暮らす空間を持つキャンピングカーに着目し、自社の建築設計やインテリアデザインの経験を活かし、キャンピングカーの内装を設計・デザインすることを思い立ちました。
新型コロナウイルスの影響でキャンピングカーのプライベート空間の需要や快適に移動できる空間の需要が増加しており、これに対する新しい提案としてvanhotelを設立。ここでは、個々のニーズに合わせたフルオーダーメイドの空間を提供することを目指しています。
そのため、建築や内装デザインの知見を生かし、こだわりを詰め込んだ上質な「ホテル」をキャンピングカーをベースに作り上げます。これを「vanhotel」/バンホテルと名付け、レンタルを開始する予定です。また、今後は、マイキャンピングカーを建築家と一緒に作り上げるサービスを目指しています。建築家が自宅を設計するのと同じように、キャンピングカーの内装を一から設計し、ユーザーのこだわりを反映した車両を提供することを構想しています。
現在、応援購入サービス「Makuake」にて、5月24日(水)より先行予約を開始しているとのことです。
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