5月12日から13日に開催されていたBICYCLE-E·MOBILITY CITY EXPO 2023。HW ELECTROのブースでは、軽トラックタイプの電気自動車「ELEMO-K」が展示されていた。
HW ELECTROは現在、電気自動車タイプの商用車「ELEMOシリーズ」を展開している。車体はアメリカと中国に拠点を置くCENNTRO社の車体をベースに、日本向けに改修を行っている。
HW ELECTRO ELEMO/ELEMO-Kのベースは、CENNTRO METROだがベース車両は、北米では低速車両 (LSV) として分類されており、公示制限速度が時速35マイル(時速56キロ)以下である道路でのみ走行できる。欧州市場だとL7e(Heavy quadricycles)という扱いで、高速道路の走行はできない。
一方で、日本ではELEMOは小型商用車扱いで、ELEMO-Kは軽自動車扱いとなる。いずれの規格も高速走行が可能で、北米や欧州の規格と比較して条件が厳しくなる。そのため、ELEMO/ELEMO-Kは、様々な所を日本独自仕様として改修を行っているようだ。
ELEMO-Kの外観は、日本ブランドの軽トラックと比較すると、ファニーなイメージを思わせる丸型ヘッドライトや、ヘッドライト周辺を黒色にすることで、トラムの雰囲気を感じるフロントフェイスになっている。また、フロントガラスも日本ブランドの軽トラックと比較して、縦長となっているため開放感がある。
ELEMO/ELEMO-Kの車体は、電気自動車専用設計となっている。このようなキャブオーバータイプの車両の場合、コンパクトなモデルでも座席に座るには、体を大きく動かすのが一般的だ。しかしELEMO/ELEMO-Kは、この手のキャブオーバー仕様の自動車では、座席位置が低めに設定されているため、比較的乗りやすいだろう。このあたりは電気自動車専用設計の強みがあるようだ。
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