CCCマーケティング総合研究所は4月21日、2023年2月13日から2月16日にかけて、男女16~79歳の生活者を対象に「交通機関の利用に関する調査」を実施したと発表。その結果を発表しました。
新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの人が外出を控えるようになった結果、公共交通機関の利用が減少しています。一方で、交通機関側も運行時間の変更などによる対応が見られます。
調査結果では、新型コロナウイルス感染症流行前と比べ、公共交通機関の利用が全体的に減少傾向にあることが明らかになりました。利用が減った理由として、鉄道・軌道、バス、タクシーのいずれも「外出を控えたため」が最も多く、それぞれの交通機関に特有の理由も見られました。
また、運賃の値上げによる影響についても調査が行われ、運賃が20%上昇すると、「そのまま継続して公共交通機関を利用」する人よりも「値上げした交通の利用を減らし、自家用車や自転車、徒歩等で移動」する人が増加することが分かりました。
この調査結果から、新型コロナウイルス感染症の影響で交通機関の利用状況が変化し、運賃上昇によっては生活者が移動手段を見直す可能性があることが示唆されました。
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