1993年に、日本のヤマハ発動機が量産世界初の電動アシスト自転車が登場して30周年を記念する2023年。電動アシスト自転車は日本国内だけでなく世界でも注目されており、特に「Eバイク」と呼ばれている、従来の街乗り用電動アシスト自転車より高価で趣味性が高いモデルが注目されている。
ドイツでは、Eバイクの販売台数は単年で200万台を記録し、ハーレーダビッドソンやMVアグスタ、ドゥカティといった高級オートバイや、ポルシェといった高級車ブランドが参入するほどの勢いを見せている。
一方、Eバイク後進国の日本だが、少しずつ様々なメディアで注目されている。しかし、Eバイクはオートバイと何が違うのか、どのような走り方を行えばいいか、どのEバイクを選べばいいかわからないといった声も多く聞く。これからEバイクに興味がある人を対象に「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本」だ。日進月歩に進むEバイク業界は、安易に最新技術を紹介すると、出版する前から本の内容は古くなる。「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本」では、製品紹介は行わず、今までの知見により、Eバイクとはどういう乗り物か、Eバイクの選び方など、Eバイク初心者に向けた内容を1つにまとめて紹介。表紙とイラストは、漫画「南鎌倉高校女子自転車部」(マッグガーデン)などで知られており、Eバイクオーナーでもある松本規之氏が担当している。
そして、最終章の「Eバイクの過去、そして未来」は、数あるEバイク企業の中でも4社をピックアップ。
1社目は、リーマンショックの影響でEバイク用ドライブユニットの開発が始まり、今では世界トップクラスのEバイク用部品メーカーとして知られている、ドイツの「ロバート・ボッシュ GmbH」。
2社目は、20世紀に小排気量のオートバイやトライアルオートバイで有名になるが経営で失敗。しかし、Eバイク事業に参入し、プレミアムブランドとして復活した、イタリアの「ファンティックモーター S.P.A」。
3社目は、1993年に世界初の量産電動アシスト自転車を誕生させ、2023年にEバイクの本場である欧州市場に参入。電動アシスト自転車のリーティングカンパニーとして名高い、日本の「ヤマハ発動機株式会社」。
4社目は、日本国内産業の空洞化が叫ばれている中、沖縄に日本初のEバイク・電動モビリティ専用のOEM・ODM工場で、国内外の様々な企業から注目されている、日本の「株式会社JOeBテック」。
Eバイクの特徴から、選び方、歴史や未来まで、この1冊を読めば次世代電動アシスト自転車「Eバイク」がよくわかる「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本」は、2023年6月23日発売予定です。
Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本
(レーベル:シクロライダーブックス)
出版社:エッジプレス
本体価格:1500円+税
著:松本健多朗 イラスト:松本規之
ISBN 978-4-911100-00-4
A5判/モノクロ/168ページ
取引取次:鍬谷(クワタニ)書店。鍬谷書店を通じて日販、トーハン、楽天ブックスネットワーク、中央社など全帳合の全国書店に納品可能となっています。