2023年1月20日、東京都調布市にある味の素スタジアムで行われた「ワイズロード社員試乗会」。ロードバイクやクロスバイク、Eバイクなどワイズロードで取り扱うブランドを集めて、商品知識を深めるための社内イベントとなる。今回、ピックアップするのはビアンキ Eオムニア タイプCだ。
Eオムニアは、ツーリングや都会を走るコミューター、マウンテンバイクライドまで、あらゆるタイプのライダーのニーズを満たすビアンキの高性能Eバイクシリーズ。車体デザインはカーボンフレームを採用したスーパーE-Bike「ビアンキ e-SUV」のように、フレームと一体となったヘッドライト、テールライトを搭載していることで知られている。
2021年1月に海外で発表されたEオムニアだが、今回、試乗したのはステップスルータイプのCタイプだ。
Eオムニアの特徴と言えば、独特なシャープなデザインだろう、一番目につくのが、車体一体タイプの荷台。海外では、このタイプを採用しているのは少なくないが、日本では珍しい。荷台の形状もデザインを重視しており躍動感を感じさせるスポーティなスタイリングを実現した。
ヘッドライトはEバイクでは珍しい車体内蔵式。さらにサイドには自動車のようにポジションライトを装備している。
Eオムニアは、同社のスーパーEバイク「e-SUV」のイメージを出しているが、Eオムニアのほうが、ややボヤケたように見える。これはe-SUVが2色の色分けなどを行い、フロントにアドベンチャーバイクのような”クチバシ”を装着してシャープな雰囲気を持っているのもあるだろう。
ドライブユニットはボッシュ・パフォーマンスラインCXで定格出力250W、最大トルク85Nm。バッテリー容量は625Wh。車体重量は28キロと重いが、発進時からターボモードを使えば時速24キロまで達することができる。但し、一旦スピードが落ちて時速20キロから再加速するような場面では、アシスト比率が低いため、時速24キロまで引っ張るのに時間がかかる。
因みに、他メディアでは全く書いていないが、Eオムニアに搭載されているパフォーマンスラインCXは、登場時の初期型よりも音が静かになった。ボッシュの広報担当者によると、パフォーマンスラインCXは小改良を行っておりギア関係で改良が入っている。但し、完成車目線でいつ生産・入荷分から反映されているかどうかは誰もわからないとのこと。音に関しては、初期型がヴィーン系だったのに対して、ヒューン系で明確に静かになった。音で不満だった人も納得できる静音性能は持っており、Eオムニアの雰囲気に合っている。
ビアンキ Eオムニア タイプCの価格は880,000円。
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