欧州を代表するキャンピングカーのベース車両「フィアット デュカト」日本に正式上陸

日本RV協会は12月22日、同社の会員企業である5社(株式会社アールブイランド、株式会社岡モータース、株式会社トイファクトリー、株式会社ホワイトハウス、株式会社ナッツ)が、FIAT PROFESSIONALのベストセラー商用車DUCATO(デュカト)の正規販売代理店契約を締結したと発表しました。

FIAT PROFESSIONALのDUCATOは、欧州を代表する人気のキャンピングカーのベース車で知られている一方、これまで日本国内では並行輸入品の形での購入しかできませんでした。今回、日本国内に正規代理店が誕生し、各キャンピングカービルダーがエクステリアを施したキャンピングカーを販売することで、日本のキャンピングカーユーザーにとって利便性が向上します。

これにより、並行輸入ではなくなることで、右ハンドルになるなど、標準装備品が日本仕様になるだけでなく、国内自動車メーカーに相当する保証や部品供給体制が期待できるようになります。

DUCATOは、活況を呈するキャンピングカー市場向けで販売されるモデルだけでなく、ヨーロッパ同様に、物流や輸送など様々な商用車セグメントに参入する予定です。DUCATOは、都会的なエクステリア、最先端のインテリア、多彩で快適で安全な装備を備えており、レジャー志向のユーザーだけでなく、プロフェッショナルとしての使用を想定するユーザーにも利用しやすい車両と謳っています。

2022年モデルのDUCATOとして日本に導入されるのは、標準タイプ、ロングホイールベース、およびロングホイールベースに加えてハイルーフ仕様の3つのバリエーションです。

標準タイプ(L2H2)は、全長5413mm、全幅2050mm、全高2524mm、ホイールベース3450mm、キャビンスペースは全長3120mm。ロングホイールベースタイプ(L3H2)は、全長5998mm、全幅2050mm、全高2524mm、ホイールベース4035mm、キャビンスペースは全長3705mmです。ロングホイールベースタイプ・ハイルーフ仕様(L3H3)は、全長5998mm、全幅2050mm、全高2764mm、ホイールベース4035mm、キャビンスペースは全長3705mmです。

2022年モデルのDUCATOは、最高出力180hp、最大トルク450Nmを発生する第3世代のMulti Jet3ディーゼルエンジンと、9速オートマチックトランスミッションが搭載されます。

今回、正規販売代理店契約を締結した5社は、FIAT PROFESSIONALのCI基準に基づいたショールームやサービスワークショップを整備しています。また、順次供給を受ける初期配車のDUCATOの架装も進めており、来年2月3日から4日間にわたる日本最大級のキャンピングカーイベント「ジャパンキャンピングカーショー2023」でお披露目する予定です。

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