スコットは海外市場で軽量E-MTB「LUMEN eRIDE」を発表した。
LUMENは、SPARKシリーズのクロスカントリー&トレイル仕様の設計を採用したフルサスE-MTB。軽量なTQ HPR50モーターを搭載することで、アシスト機能をオフにした状態でもスムーズなペダリングを実現したと謳っている。
LUMEN eRIDEに搭載されているモーターはTQ HPR50。TQは1994年に設立されたドイツの会社。航空宇宙、医療、インフラなど様々な産業分野で電気部品を専門に扱っており、Eバイク用モーターの製造も行っている。TQ製モーターには最大トルク120Nmを発揮する大型のハイパワーモーター「HPR120S」と、2022年に登場した軽量、小型モーターの「HPR50」の2種類を用意。
HPR50は定格出力推定250W、最大出力300W、最大トルク50Nmを発揮し、モーターの重量はわずか1.8キロ。わずか直径8センチとコンパクトなモーター内部には、ハーモニックギアシステムを採用小型化を実現しながらも、精度を高めることに成功し、バックラッシュの低減、より自然なペダリング感覚を得ることができたと謳っている。
バッテリー容量は360Whの内蔵式バッテリーで、160Whのレンジエクステンダーを追加することが可能。
サスペンションレイアウトは、同社のフルサスMTBであるSPARKと同じデザインを採用。リアトライアングルのエンド側にピボットがない、フレームのしなりを生かした設計であるフレックス・ピボット・レイアウトを採用。リアショックはSPARKと同じく内装仕様となっている。サスペンションストローク量は130ミリ。
価格は低価格モデルのLUMEN eRIDE 910が6999ユーロ(約100万円)。車体重量15.5キロと軽量で最上級グレードのLUMEN eRIDE 900 SLが1万5999ユーロ(229万円)。日本国内代理店のスコットジャパンはLUMEN eRIDEの国内発売予定は無く、JAPAN SPECは現在開発中と公表している。
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