ヤマハ発動機 小型バッテリー搭載E-Bike「YPJ-R」「YPJ-C」生産終了

ヤマハ発動機の小型バッテリー搭載E-Bike「YPJ-R」「YPJ-C」が生産終了した。

YPJ-RとYPJ-Cは、小型バッテリーを搭載したE-Bike。2015年にロードバイクタイプのYPJ-Rが、2016年にフラットバーロードタイプのYPJ-Cが発売され、日本のE-Bike黎明期のモデルでもある。

2015年10月に登場したYPJ-Rは、登場時は世界的に非常に珍しいロードバイクタイプのE-Bikeに、プレジャーニーズの高い欧州市場で好評を得ているE-Bike用ドライブユニット「PWシリーズ」を搭載したロードバイクタイプのE-Bikeとして登場して話題となった。

現代の主流である軽量E-Bikeと違うのは、現代の軽量E-Bikeが軽量小型モーターと軽量バッテリーを組み合わせることで、YPJ-R、YPJ-Cの5倍以上である300Wh以上のバッテリーを搭載しているのに対し、YPJ-R、YPJ-Cのは通常サイズのモーターに超小型バッテリーを搭載することで、重量15キロ台を実現したということ。バッテリー容量は25.2V、2.4Ah 、60Whとバッテリー容量が少ないため、航続距離はYPJ-Rの場合14キロから48キロという状況だった。

登場時からバッテリー容量の少なさ、航続距離の少なさは欠点として言われており、オーナーによっては別途バッテリーを購入するユーザーも存在した。

YPJ-R、YPJ-Cの製造中止により、日本のE-Bike黎明期のモデルでで生き残ったのはBESV PS1のみとなっている。但し、BESV PS1は度重なるアップデートを実施しており、現在販売されているモデルは、初期モデルとはモーター、バッテリー容量、ディスプレイなどが別物で、自動車で言うビッグマイナーチェンジ以上の改良を実施している。

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