海外では様々な電動アシスト自転車があるが、その中でも奇抜と言えるのが、水陸両用電動アシストキャンピング自転車「BeTRITON」だろう。
BeTritonは、水陸両用キャンピングタイプの3輪電動アシスト自転車。ボートに自転車の先端を装着した奇抜なデザインが特徴だ。サイズは全長3.95メートル、全幅1.45メートル、全高1.75メートル。軽自動車のサイズが全長3.4メートル、全幅1.48メートル、全高2メートルと規定されているので、軽自動車のサイズを超えている。車体重量は200キロ。
モーターは定格出力250W(EU), 500W(Canada), 750W(US)のミッドドライブを採用。2.9kWhの水陸兼用で使用するバッテリーを搭載しており、陸上では100キロ超の航続距離を実現した。最大アシスト力は時速25キロ(欧州法の最大アシスト速度)で、欧州法では自転車扱いのためヘルメット不要となっている。
ボートとして運用する場合、最大出力2150Wのモーターを使用し、最高時速8キロ、最大で30キロの移動が可能。アルミフレームとグラスファイバー製で作られたキャビネットに、前後にスライドするルーフを採用。電気関連では100Wのソーラーパネルに2つのUSBポートを搭載。就寝エリアは全長2メートル、全幅0.94メートルで、大人一人が寝泊まりできる広さを確保している。
電動アシスト自転車の概念を破壊するようなボートに変身する電動アシストキャンピング自転車「BeTRITON」の価格は1万4500ユーロ(日本円で約205万円)。発売に関しては当初はヨーロッパのみで実施する。
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