Boschは9月28日、E-Bike用モーター「Performance Line CX Race Limited Edition」を発表した。
Performance Line CXは、マウンテンバイクタイプのE-Bike「E-MTB」や、ハイエンド向けE-Bikeに使われているドライブユニット。2021年には、新たにスマートフォンと接続することができるスマートシステムを搭載したモデルを発表した。
Performance Line CX Race Limited Editionは、世界で最も過酷なeMTBレースを軽々とこなすために作られたE-Bike用ドライブユニット。E-Bikeの力強さを決める数値の1つである最大トルクは85Nmと、通常のPerformance Line CXと同じだが、アシスト比率は通常モデルが340パーセントなのに対して、Performance Line CX Race Limited Editionは400パーセントとなっている。(海外市場ではアシスト比率に関する規制が無いため)
モーターの重量はPerformance Line CXが2.9キロだったのに対して、Performance Line CX Race Limited Editionは2.75キロと軽量化を実現。カラーリングも、グラファイトグレーを基調とした大胆でレーシーなルックスとなっている。
eMTBレースのために特別に設計されたRaceモードは、Performance Line CX Race専用のアシストモードとなる。このライディングモードは、パワフルなサポートにより、加速とトップスピードへの到達を助け、自己ベストを目指す際の貴重な時間を節約することができる。また、eMTBモードで好評のエクステンドブーストは、レースモードでも使用可能で、大きな岩や複雑な木の根っこも、軽々と乗り越えることができるとのこと。
スイッチ1つで押し歩きを補助するウォークアシストはヒルホールド機能を搭載。極端な斜面や走行不可能な区間でE-Bikeの後方転倒を防止します。 困難で激しい登り坂では、eMTBを押すのがとても楽になり、上達も早くなります。特にきつい急カーブでは、ヒルホールドを使ってeMTBの動きを制御するなど、より的を絞った使い方ができる。(日本国内法ではウオークアシストの搭載は制限がある)
Bosch E-Bike System担当者に伺った所、Performance Line CX Race Limited Editionの日本展開は無いと回答した。
(2022年8月29日:Bosch E-Bike System担当者の回答を追記しました)
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