ヤマハモーターヨーロッパは9月1日、E-Bike用モーターの生産を日本から欧州に移転すると発表した。
同社は2050年までにカーボンニュートラルを目指すため、ドライブトレインはフランスのMBK Industrie社で製造する。
生産を行っているE-Bike用モーター「PWシリーズ」のドライブユニットの生産を日本から西欧に移すことは、カーボンニュートラルに貢献するだけでなく、新型コロナウイルス感染症で問題となっている物流プロセスの改善にも繋がる。
また、自転車メーカーにとっても、リードタイムの大幅な短縮、配送の柔軟性向上、港の混雑など外部サプライチェーンの混乱の解消、EU内陸物流の最適化包装、廃棄物の削減など、多くのメリットがあると語っている。
MBK Industrieのサン・カンタン工場では現在、年間8万台以上のヤマハのモーターサイクル、スクーター、レクリエーショナルビークルを生産。MBK Industrieは、環境保護のためのISO 14001と品質向上のためのISO 9001の認証を取得している。
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