ヤマハモーターヨーロッパは9月1日、新型E-Bike用モーター「PWserise S2」を発表した。
ヤマハは、2023年モデルでは、スポーツ・トレイルカテゴリーにいくつかの新機能と改良を加えた新シリーズPW S2を導入し、さらなる拡充を図っていく。
「less is more」をモットーに設計されたPW S2は、2018年に発売されたPW STシリーズのドライブユニットよりも大幅に軽量化、高性能化を実現。欧州のE-Bikeメーカーのニーズに応えるべく開発された、自然で快適な乗り心地を提供する新しいE-Bikeシステムだと謳っている。
PW S2は、旧モデルの「PWseries ST」と比較して最大トルク75Nmを7%以上向上させ、重量は従来比16パーセント減らした2.85キロとクラストップレベルの軽量化を実現。同社は「高出力化と軽量化、体積の20%削減を両立させることで、マルチロールセグメントでトップクラスのトルクウェイトレシオを実現し、力強く、即座に、使い勝手の良い性能を発揮することができます」と語っている。
モーターの外観はPW-X3と同等の小型化を行うことで、バイクメーカーは、テクニカルな路面での性能を向上させるために地上高を増やすなど、新世代のフレーム設計の自由度をさらに高めることができる。
また、従来よりも20パーセントコンパクトになったことで、チェーンステーを短くすることでフレーム剛性を高め、操縦性と後輪トラクションを向上させるなど、理想的なフレームデザインの開発を可能にする。
PW S2は、PWseries STより22.8mm短い128mmの細軸ボトムブラケットを採用した狭いQファクターや、ペダリングに応じて自動的にアシストモードが変化するオートマチックサポートモードと組み合わせることで、より快適なライディングを実現する。
出力は定格出力250W、最大トルク75Nm、重量は2.85キロ。日本での展開は不明だ。
関連リンク
PWseries S2 – e-Bike Systems | Yamaha Motor Co., Ltd. (yamaha-motor.com)