サイクルトレーラー「トラボーイV2」が、アウトドア用キャリーカートとしても優秀な理由とは!?

アウトドアでちょっとした荷物を運ぶ時に使われている「キャリーカート」。自動車からキャンプ場所までの短距離での利用だけでなく、電車を使用して徒歩でキャンプ場所まで移動する人も活用されている。

アウトドア用キャリーカートは様々な物があるが、個人的に注目したいのが「バーレー トラボーイV2」だ。トラボーイV2は、キャリーカートにも使用できるサイクルトレーラーとして各所で注目されている。サイクルトレーラーのトラボーイV2が、なぜキャンプやアウトドア向けのキャリーカートとして活用できるのか解説する。

空気入りの12インチタイヤを装備しているため走破性が高い

トラボーイV2が、キャリーカートと違う所の1つがホイールだ。一般的なキャリーカートがプラスチック製やPU製のタイヤを使用しているのに対し、トラボーイV2は空気入りのタイヤを装備しているため、多少のガタガタ道でも振動を抑えることができる。

また、ホイールサイズも12インチと一般的なキャリーカートよりも大きい車輪を採用しているので、段差を乗り越える際も、キャリーカートと比較して高い安定性を実現している。

自転車やE-Bikeで引っ張ることができる

一般的なキャリーカートは人間が引いて運用する設計となっている。一方でトラボーイV2はサイクルトレーラーなので、自転車で牽引することが可能だ。

牽引を行うにはサドルと車体(フレーム)をつなぐシートポストに専用金具を装着する必要があるが、現行モデルのトラボーイV2は工具不要のワンタッチタイプを採用。対応シートポスト径は25~35ミリと、多くのロードバイク、クロスバイク、MTB、ミニベロ、折りたたみ自転車、E-Bikeなど様々な車種に対応している。

人間がキャリーカートを牽引するのなら時速4キロ程度のスピードだが、一般的な自転車だと重い荷物を積載しても平地なら時速18キロ以上、電動アシスト自転車やE-Bikeなら時速24キロで移動できる。特にモーターアシストがある電動アシスト自転車なら上り坂も躊躇せずに走ることができるだろう。

注意点としては、歩道走行が可能な普通自転車にサイクルトレーラーを牽引させると軽車両となるため歩道通行ができなくなるため注意しよう。

トラボーイV2の積載重量は27キロ(18キロ+9キロ)

 

アウトドア用キャリーカートと比較した場合、トラボーイV2の欠点が積載重量だろう。トラボーイV2の積載重量は27キロで、場所ごとに積載重量が決められている。

出典 https://www.riteway-jp.com/itemblog/ブランド-29596/2020/02/_kamata

アウトドア向けキャリーカートには、積載重量30キロ以上のモデルも珍しくなく、大容量の荷物を積むことができる4輪タイプの「アウトドアワゴン」になると、積載重量100キロを謳うモデルもある。

積載重量は18キロ+9キロとなっているトラボーイV2だが、自転車を積むことはできる。折りたたみ自転車を積載して輪行を提唱する所は少なくなく、前後後輪を外したE-Bike(写真のTurbo Vado SLだと推定車体重量13キロ)ぐらいならトラボーイV2でも特に問題はなく積載可能だ。

風に煽られて、どこかに行ってしまうことがある

トラボーイV2を使う際に注意したい事の1つが、自転車車体から外し、空荷状態でトラボーイV2を立たせたままで置いておくと、強風で勝手に動いてしまうこと。これは、トラボーイV2が比較的高さがあるのに加え、12インチの空気入りタイヤが転がりやすいため。強風が舞う中、トラボーイV2を空荷状態で置くのなら、地面に寝かせるか折り畳んだ状態にしておこう。

トラボーイV2は多少の欠点があるが、アウトドアやキャンプ用キャリーカートとしてのポテンシャルは高いだろう。バーレー・トラボーイV2の価格は4万8400円(税込)。キャリーカートとして見ると高額だが、サイクルトレーラーと高性能キャリーカートを合わせて使えると考えれば悪くないだろう。

関連リンク

バーレー・トラボーイV2 https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/travoy-v2/

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