真夏の熱中症対策グッズには、様々なものがあるが、今回注目するのは、まつうら工業のアイスバッテリーだ。
アイスバッテリーの特徴は、気温35度の環境で体感15度を約2時間キープすること。これは、元インテル技術者 パンカジ・ガルグが開発した、温度を一定に記憶する技術「アイスバッテリー®」を採用した。
因みに、保冷温度に関しては、気温35度の環境で体感15度を約2時間キープする部分は、IceBatteryのロゴなし面で、IceBatteryのロゴがある面は、体感25度となる設計を採用。
第三者機関による保冷性能テストによると、実験室の気温を35度の設定にした場合、IceBatteryのロゴなし面の場合、2時間で15度をキープし、5時間で30度になる。IceBatteryのロゴあり面の場合、2時間で25度をキープし、5時間経過しても25度近くをキープしている。
因みに、一般的な保冷剤の場合、最初は非常に冷たいが、時間が経過するにつれて温度が急速に上がり、2時間経過すると30度近い時に上昇。3時間後には室内気温の35度と、ほぼ同じ温度となっている。
まつうら工業は「手のひら冷却(AVAと呼ばれる体温を調節する血管を使い、冷えた血液を大量に身体全体に流すことで体温を効率よく下げる)に最適とされる体感15℃が作れて、心地良い冷たさが身体全体に伝わり、体温の上昇や汗の量が抑えられることを実感していただけると思います」と、語っている。
同社は、アイスバッテリーの様々な使用方法を提案しており、手のひらを冷やしながら寝る事で、身体にたまった熱が効率良く外に逃げ、同時に冷えた血液が心臓や脳に戻る事で体全体がクールダウンでき、深い眠りにつき易くなる「寝ながら手のひら冷却」や、お風呂上がりに、足の裏でアイシングを5~15分踏んづける事で身体に冷えた血液を循環させ、練習の疲れや筋肉のはりを和らげる効果が期待できる「風呂上がりの足裏冷却」などを紹介している。
サイクリングなどの屋外アクティビティでも、気温35度の場面で、25度の保冷効果が5時間ほど見込めるのであれば、熱中症対策で期待できるかもしれない。
アイスバッテリーの価格は2500円(税込)から。
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