E-Bikeムーブメントの中でも、注目されているのがオートバイタイプのE-Bikeだ。このようなオートバイタイプのE-Bikeは、本格的な自転車ブランドよりも、新興企業が参入することが主流だ。また、このようなオートバイ風E-Bikeは、有識者から見ると本格的なE-Bikeと比較すると作りが劣っているものがほとんどだ。
そんなオートバイ風E-Bikeが多い中、スペシャライズドは2016年のシーオッタークラシックでコンセプトモデル「74 Scrambler Concept」を公開している。
世界中で注目されているオートバイタイプのE-Bikeは、あくまでも街乗り用だが、74 Scramblerは本気で作っている。
74 Scramblerは、オンロードオートバイのオフロード仕様である、かつてのスクランブラーのジャンルを受け継いだというよりは、70年代のトレールタイプのオフロードオートバイを意識している。エンジンに見える部分は、チューブ、タイヤレバー、CO2を収納する巨大なコンパートメントを備えている。リアサスペンションもオートバイのようにツインショックを採用しているのも興味深い。
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オートバイを連想させるポップなデザインはオモチャらしさがあるが、中身は本物だ。タイヤはスペシャライズドの26×4.6インチのファットバイク用タイヤ「Ground Control」に、フロントサスペンションにはRockshox Blutoを採用。また、リアサスペンションはオーリンズ製TTXショックを搭載している。
モーターは、同社のフルサスペンションE-MTB「Turbo Levo Gen1」に搭載されているSpecialized チューンのBroseモーターとなっている。
74 Scrambler Conceptはあくまでもコンセプトモデルで発売されていないが、デザインの参考になる部分は多いだろう。このコンセプトモデルはBike RadarのSpecialized ’74 Scrambler concept e-bike brings retro MX coolで詳しい内容が紹介されている。
関連リンク
- Bike Radar Specialized ’74 Scrambler concept e-bike brings retro MX cool https://www.bikeradar.com/features/specialized-74-scrambler-concept-e-bike-brings-retro-mx-cool/