IRC 新型ロードバイク用タイヤ「ASPITE PRO」発売

IRCは、「ASPITE PRO」のフルモデルチェンジをサイクルモード東京で発表。軽量レーシングタイヤの「S-LIGHT」と耐久性とグリップを両立した「RBCC」の2モデルを展開する。

2014年、iRCは初代アスピーテプロが誕生。「軽いのに強く、トラブルがない」というコンセプトで設計された。2017年には国内最高峰の自転車ロードレース、ツアー・オブ・ジャパンの南信州ステージにおいて、「NIPPOヴィーニファンティーニ(当時)」のマルコ・カノラ選手が雨でぬれた路面の中勝利を飾り、レーシングタイヤとしても使用できることを印象づけたとのこと。

 

8年の間に、ロードバイクのトレンドは移り変わり、タイヤ幅のワイド化による規格の変化、車体の設計の変化などがあり、iRCはアスピーテプロを1から再設計を実施。

新アスピーテプロは、新ETRTO規格に対応。現行のワイドリムに対応したタイヤ幅の設計を採用。また、同社はオートバイ用タイヤの製造・開発も行う二輪タイヤメーカーで、「チューブレスに迫る性能を発揮する」クリンチャータイヤとして、チューブレスタイヤのような転がりの良さやしなやかさを持ち、軽い乗り心地があると謳っている。

タイヤのグリップ力を決定する「コンパウンド」には、iRCの独自技術で開発された「ライス ブラン・セラミック・コンパウンド(RBCC)」を採用。米ヌカから作られる、硬質多孔性炭素素材RBセラミック粒子をトレッドに配合し、転がり抵抗、グリップ、耐摩耗性、耐候性を高いレベルでキープするとのこと。センター部分のスリックは転がりを良くし、サイドの角度のついたパターン設計が、車体を傾け、コーナーに突入した際のコーナリングフォースを高めることにより、ライダーと車体をコーナリング中に安定させ、安全にカーブを曲がれるようサポートする。

近年トレンドの「フックレスリム」は、iRCはチューブレスタイヤの開発技術を活かし、フックレスリムに対応したクリンチャータイヤを業界で初めて製品化。

数年でタイヤのリム幅がワイド化し、内幅が19mmのリムが標準となってきている現状に合わせ、内幅19mmサイズのリムに装着した際、適正なサイズとなるように設計した。(30Cは21mmのリム幅用設計)

「ASPITE PRO S-LIGHT」はレースシーンで使われる「25C」サイズで200gの重量で、前作の「24C」の205gよりも、サイズアップしながら軽量化に成功。

「ASPITE PRO RBCC」は前作の名前を受け継ぎ、タフで耐パンクに優れ、グリップ力に長けたクリンチャータイヤ。トレーニングにも、レースにも1本で対応可能なのが売り。価格は7480円(税込)。

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