bridgesは4月19日、Root Oneが世界三大デザイン賞の一つである、「iFデザインアワード2022」を受賞したと発表した。
Root Oneは、自転車誕生から200年、より速く、より軽く、スピードを追求し前傾姿勢へと進化してきた自転車の歴史をもう一度見直し、「歩くように走る」という新たなコンセプトを導き出し、人間にとって「安全かつ快適な乗り心地」とは何かを追求する事で生まれた自転車。
前後の車軸間の中心点にペダル軸をレイアウトしたフレームは、ヘッドチューブを支える補強も含めて、バランスの良い3つの三角形で構成されている。また、専用設計されたハンドルバーは、グリップを引くことで上体を安定させ、全身の筋力を効果的に使いながらペダルを踏み込む力に変換し、ペダルの位置が通常よりも前にあり、後ろに重心をかけながら蹴りだすようにペダリングする構造となっている。
駆動部品のキーとなるギアクランクには、独自に開発した内部にシリコーンを装着する世界初の自転車用ギアクランクシステム「フリーパワー」のショートクランクを採用した。
iF International Forum Designは、ハノーバー(ドイツ)を本拠地とする世界で最も長い歴史を持つ独立したデザイン団体で、毎年優れたデザインを選出し「iFデザインアワード」を授与している。132名のデザイン専門家が57か国/地域から集まった11,000件の応募デザインを厳正に審査し、Root oneはプロダクト分野において、「人間を中心とした設計思想に基づくデザインと機能」が高く評価され、昨年のグッドデザイン賞に続き、今回の受賞となった。
Root oneについての詳細は、iFの総合デザインポータルサイトwww.ifdesign.com の「Winners & Ranking」にて閲覧可能。価格は6万9800円(税込)から。
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