⼀般社団法⼈南アルプス⼭守⼈は1月31日、山林とマウンテンバイクの魅力や活動をまとめた動画「Exploring Minami-Alps MTB」を2022年1月31日にYouTubeで公開した。
南アルプス⼭守⼈は、⽇本におけるマウンテンバイクの普及と地域活性化を⽬的に9年前から活動をしている団体。同団体はマウンテンバイクの普及を妨げている最⼤の要因の⼀つは、⽇本における⼭道やマウンテンバイクを取り巻く制度⾯の不完全さであると考えており、背景には、 ⽇本の森林や⼭道がレジャーやスポーツの場として捉えられていなかったことが⼀つとして挙げられている。
同団体は、地域の夜祭りの⼿伝いや清掃活動、耕作放棄地を活⽤したワインづくり、⾼齢者コミュニティ⽀援など様々な形で地域との交流や信頼関係構築を続けて、2019年には⼭梨県の⾃転⾞活⽤推進計画にマウンテンバイクが組み⼊れられるとともに、⼭梨県有林で初のマウンテンバイク⾛⾏許可をいただいた。2021年5⽉には国⼟交通省の⾃転⾞活⽤推進計画にマウンテンバイク推進について記載され、6⽉には観光庁の「令和3年度アドベンチャーツーリズム等の新たなインバウンド層の誘致のための地域の魅⼒再発⾒事業」の実証事業者として採択、8⽉には地元南アルプス市⻑と⼭梨県知事がマウンテンバイクを活⽤した観光推進の⽅針について正式合意、11月にはお母さんやお子さんも楽しめる「南アルプス立沼マウンテンバイクパーク」のオープンなど、本法⼈の活動が地域社会や⾏政に認められつつあるとリリースで語っている。
今回の動画はドローンにより空撮された、ユネスコエコパークに登録された南アルプスの雄大な自然の映像から始まり、大自然の中をマウンテンバイクが颯爽と駆け抜ける。地元の林業関係者は、「昔は山と共に生活をしていたが、今は山に人が入らず、山道が荒廃してしまっている」という現状と「マウンテンバイクにより山に人が入り、にぎやかになってくれれば嬉しい」との言葉を口にし、山守人の代表理事弭間が、マウンテンバイクの魅力と地域社会の活性化への貢献について熱い想いを語る内容となっている。
関連リンク
- 南アルプス山守人 https://www.minamialpsmtb.com/main