JR東日本とシェアサイクルで有名な「OpenStreet」が提携 駅と地域間の移動機能を拡充

東日本旅客鉄道(以下「JR東日本」)とOpenStreetは5月10日、OpenStreetが実施する第三者割当増資による新株発行をJR東日本が引き受けることにより資本業務提携を行う。

駅や駅ビルという顧客接点や「JRE POINT」などの会員基盤を有するJR東日本と、国内最大級のシェアサイクルプラットフォームを有するOpenStreetが連携し、駅と地域をつなぐ便利な移動のあり方を提供してシームレスな移動を可能にすることで街の回遊性を向上し、心豊かな暮らしを行うとのこと。以下、リリースから。


1.本提携による協業施策の方向性

JR東日本グループは、まちの中心である駅や駅ビルという顧客接点と、約1,236万人(2021年4月30日時点)のJRE POINT会員基盤を有しています。OpenStreetは、全国約200の市区町村で3,600以上のステーションを展開する国内最大級のシェアサイクルプラットフォームを拡充させています。本提携により双方の強みを掛け合わせ、JR東日本グル-プの共通基盤である「JRE POINT」を軸として多様なサービスをつなぎ、シェアサイクルを活用した移動機能を拡充し、MaaSの展開・構築を連携して進めることで、お客さまや沿線のみなさまの心豊かな暮らしを実現します。

2.協業内容について

①JR東日本グループの駅ビルなどへのシェアサイクルステーション拠点の拡充
JR東日本グループの駅ビルなどにOpenStreetのシェアサイクルステーション拠点を整備します。JR東日本の鉄道を中心とする交通手段とOpenStreetのシェアサイクルを連携することで、駅と地域間の移動機能を拡充し、街の回遊性向上につなげます。

②JR東日本各施策との連携
JR東日本の「JRE POINT」とOpenStreetが提供するシェアサイクルを連携することにより、シェアサイクルご利用時に「JRE POINT」が貯まるなど、両社のサービスの魅力向上につなげます。
また、JR 東日本の都市型MaaS アプリ「Ringo Pass」とOpenStreetが提供するシェアサイクルの連携についても準備をすすめます。

※「JRE POINT」を貯めるにはエリアや条件などの制限があります。

3.JR東日本およびOpenStreetについて

①JR東日本について
JR東日本は、グループ経営ビジョン「変革 2027」で掲げる「くらしづくり」の実現に向けて、“沿線の個性を引き出す”「沿線くらしづくり構想」を推進します。地域の皆さまのくらしとつながり、世代を超えてくらしやすい新たな生活空間を創造し、地域の皆さまとともに歩む沿線となることで、沿線人口の拡大と「JRE POINT」を基盤とした生活圏の拡大を目指します。

②OpenStreetについて
OpenStreetは、自転車活用推進法の後押しやユニークな水平分業型の地域パートナーモデルにより国内最大級のシェアサイクルプラットフォームである「HELLO CYCLING」を運営する他、シェアスクーターサービス「HELLO SCOOTER」、パーキングシェアサービス「BLUU Smart Parking」の展開などを通じてラストワンマイルにおける多様な移動手段を提供し、MaaS促進を目指します。

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