パナソニック サイクルテックは、2020年5月から6月末まで、兵庫県洲本市内で、飲食店の料理を配達する「出前プロジェクト(主催:FC淡路島、洲本飲食組合)」に、電動アシストマウンテンバイク「E-MTB」の「XM1」、「XM2」合計10台を、無償でレンタルすると発表した。
出前プロジェクトは、淡路島でJリーグ入りの目標を掲げるサッカーチーム「FC淡路島」が地域貢献を目指して、洲本飲食組合と一緒に、5月より開始したサービス。新型コロナウイルスで外出が厳しい中、サッカーチームの選手たちが、飲食店の弁当・ピザなどを電動アシスト自転車で洲本市内の各家庭に配達する。
無償でレンタルを行うのはマウンテンバイクタイプのEバイク(E-MTB)「XM1」「XM2」。また、今回使用されるE-MTBは、2020年7月から、淡路島観光協会(洲本市) ウェルネスパーク五色でレンタルできる。料金は4時間まで2,000円、4時間以上3,000円。
出前プロジェクト関係者のコメント
■パナソニック サイクルテック担当者の伊藤隼也さん
連日の新型コロナウイルス感染拡大に関する報道で、飲食店の悲痛な叫びも多く見られるようになりました。そのような状況下、洲本市から、弊社の観光用レンタル自転車を、飲食店のデリバリーボランティア活動に、有料で貸し出して欲しい、とご相談を頂きました。弊社としては、社会貢献の観点から、無償でのレンタルを提案いたしました。
■FC淡路島の赤堀配達支援代表
今回、人生で初めて電動アシスト自転車に乗りましたが、走るのが非常に楽しい上に、坂道でも問題なく走行できるので1回使ったらもう手放せません。この度は貸して頂きまして本当にありがとうございました。
■FC淡路島の興津選手
選手なので、普段、電動アシスト機能を搭載した自転車を使う機会は少ないですが、走りやすく、何よりもカッコいいので何度も走りたくなります。
■洲本飲食組合の井壷理事長
今回、外出自粛でお店まで弁当を買いに行くことができないお客様と、売上が減少してテイクアウトに力を入れている飲食組合、トレーニングを満足にできないFC淡路島のために、このプロジェクトが発案されました。今後は、このプロジェクトがお弁当の出前だけでなく、高齢化が進み独居老人が増えると予想される淡路島で、生鮮食品、薬、日常生活に必要な物などを届けるサービスとして定着できないかと考えています。
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