ピクチャーズデプトは3月9日、サイクルロードレース映画「栄光のマイヨジョーヌ」の拡大公演を行うと発表した。3月13日から北海道から九州までトータル「31館」での拡⼤公開となる。以下プレスリリースから。
初⽇である2⽉28⽇⾦曜⽇劇場には、平⽇にもかかわらず20代から50代までロードファンだけではなく、⼀般層を含み、かつ幅広い年齢層がつめかけ、⼥性客が全体の約5割を占める客層に。また満席の回もあり昨今の社会情勢の影響が感じられない動員となっています。その後の興⾏でも客⾜は途絶えず、「スポーツ・ノンフィクションの枠を超えた“ヒューマン・ドラマ”に、SNS上では「泣いた」「もう⼀度観に⾏く」などの声や⾃分が住む地域での上映を熱望する声が広がっていました。本作は、オーストラリア初のプロ・サイクリング・ロードレースチーム“グリーンエッジ” の発⾜から5年に渡りチーム内部から彼らのレースツアーに密着したスポーツ・ノンフィクション映画。命がけで過酷な競技の実態、エースを優勝へ導くためアシストに徹する⾃転⾞ロードレース特有のチームプレイ、強い信頼関係や敬意の上にのみ成り⽴つ「ALL FOR ONE」(原題)の精神。ただ体⼒・技術勝負だけでない“⼈としての強さ”も試される⾃転⾞ロードレースの奥深さに、各界からも絶賛コメントが到着しています。
- 「疾⾛!物語が⾵のように駆け抜けていくドキュメンタリー(⽔道橋博⼠/芸⼈、タレント)」
- 「根性は⽇本の特許ではなかった!実際にあったことの記録なのに物語ができ過ぎています。涙も出るし、希望も湧くし、スポーツに疎いぼくは感激しました。(ピーター・バラカン)」
- 「チームで⼀番必要な事は、みんなで同じゴールへ⾛っていく事。戦うためには、チームで何をする必要があるのか?⾃分に出来ることとは何か?僕がグリーンエッジで⾛っていた時に感じさせてくれたこと…⼀つのゴールのために⾃分たちは “決して諦めない”(”I donʼt back down”)。壮⼤なプロジェクトから⼀つのゴールに向かって⾛る僕らプロサイクリストのヒューマンドラマをどうぞご覧ください。」(プロサイクリスト 別府史之/NIPPO・デルコ・ワンプロヴァンス)
映画『栄光のマイヨジョーヌ』拡⼤公開決定劇場一覧
- 3/13(⾦)〜: 神⼾国際松⽵(兵庫)/MOVIX利府(宮城)/MOVIX柏の葉(千葉)/MOVIX三郷(埼⽟)/MOVIX堺(⼤阪)
- 3/27(⾦)〜:イオンシネマ名古屋茶屋(愛知)/イオンシネマ豊⽥KiTARA(愛知)
- 4/3(⾦)〜:MOVIX昭島(東京)/MOVIX橋本(神奈川)/MOVIX清⽔(静岡)/MOVIX三好(愛知)/MOVIX伊勢崎(群⾺)イオンシネマ⼩樽(北海道)/イオンシネマ⽯巻(宮城)/イオンシネマ三川(⼭形)/イオンシネマ天童(⼭形)/イオンシネマ⽶沢(⼭形)/イオンシネマ新潟⻄(新潟)/イオンシネマ県央(新潟)/イオンシネマ港北ニュータウン(神奈川)/イオンシネマ常滑(愛知)/イオンシネマ豊川(愛知)/イオンシネマ明⽯(兵庫)/イオンシネマ防府(⼭⼝)/イオンシネマ広島⻄⾵新都(広島)/イオンシネマ⼾畑(福岡)/イオンシネマ福岡(福岡)/イオンシネマ佐賀⼤和(佐賀)/イオンシネマ熊本(熊本)
「栄光のマイヨジョーヌ」ダン・ジョーンズ監督からのメッセージ
楽しむのが、チームの務め
これまで12年以上の多くの時間、⾃転⾞競技に関わってきましたが、レースの現場に⾏って、なぜ世界中の⼈々がこの競技に熱狂するのを理解するのは難しいことではありませんでした。ロードレースはアクション、ドラマ、歴史、戦略、全てが揃っている、まさに旅するサーカスです。私は夢中になり、もっと知りたくなったのです。外からは⾒えないチームの内部がどうなっているのか?チームの団結⼒はどのように育まれるのか?アスリートそれぞれのストーリーは?レースの裏側でチームはどんな働きをしているのか?サングラスアイウエアとヘルメットを外したライダーの普段の姿は?
2010年、オーストラリア⼈ビジネスマンで起業家のジェリー・ライアンは⾃分のチームを作ろうと思い⽴ち、オーストラリア初のワールド世界ツアー出場レベルのサイクルサイクリング・ロードレースチーム“グリーンエッジ”が誕⽣しました。gチーム編成は既存のアプローチとは違っていて、何よりもレーサーを結果だけで選出しませんでした。
それぞれの個性や、どのようにチームに溶け込めるかという選⼿のパーソナリティに重点を置いたのです。厳しい練習が基本とはいえ、競技から離れて楽しむことも重要だというアプローチ。それは伝統のある⾃転⾞競技の世界では⽩い⽬で⾒られてしまうリスクでもあります。
しかしグリーンエッジの何がユニークかといえば、楽しむことも⼤切なレーサーの仕事なのです。チームはグランドツアー中に、ミュージックビデオのくちパクや料理動画、ライダーの故郷や競技から離れた普段の⽣活を紹介する動画「バックステージ・パス」を配信し、気がつくとユーチューブで⼈気1位のサイクリングチャンネルになっていました。ジェリーの⽴案したエンターテインメント計画が功を奏したのです。
私はそんなチームを⾒続けました。いい時も悪い時も、競技中も、競技を離れても。まさにジェットコースターのように急上昇や急降下、そして笑いに満ちあふれた5年間のツアーを多くの⼈々に観てもらうことがこの映画の⽬的です。この映画は単なる⾃転⾞競技についての映画ではなく、ヒューマン・ストーリーなのです。登場⼈物たちと感情を分かち合い、夢を実現するための決意と犠牲を知ってもらいたいと思います。
「栄光のマイヨジョーヌ」作品情報
君が勝つために、僕は負けるんだ
オーストラリア初のプロ・サイクリング・ロードレースチームである、グリーンエッジの物語。新⽶チームが国際レースに挑んだ5年間のツアーの様⼦が内側からつぶさに撮影され、勢いに乗る選⼿や困難にぶつかる選⼿の姿を通して、エースをひとりを勝たせるために全員が⾃分の仕事をするAll For Oneの精神やユニークなチーム作りの信念が浮き彫りとなったスポーツ・ノンフィクション。フランス、スペイン、イタリア、ベルギー、コロンビア、南アフリカ、アメリカ、オーストラリアで撮影したツールムービーの決定版であり、2020年、新しい時代の幕開けにふさわしい挑戦のノンフィクション、リアルドキュメント。
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