ヤマハ発動機は、10月24日(木)~11月4日(月・祝)の期間、東京ビッグサイトで開催される「第46回東京モーターショー2019」で出展を行うと発表した。東京モーターショーで世界初披露となる出展物の中には、フルサスペンションタイプのE-MTB「YPJ-YZ」(参考出展車)も出展するとのことだ。
YPJ-YZはE-BIKEのレーシングマシンを表現したコンセプトモデル。モトクロス競技専用オートバイ「YZ」の名前を受け継いでおり、車体の重心に重量を集中させることで運動性能を高めるセンターマスコンセプトを採用。2本のダウンチューブでバッテリーを挟み込むレイアウトを採用した。YPJ-YZは参考出展車とのことだが、外連味の無い車体デザインとカラーリング、YPJ-YZと市販車に採用されてもおかしくない名前がついており、市販される可能性は否定できない。
また「YPJ-YZ」のような名前を付けることができるのなら、ヤマハ製オートバイを意識したE-Bikeも作れるだろう。世界にはBenelli、Fantic、ハスクバーナ、カワサキ、KTMなどオートバイブランドが付いたE-Bikeが売られているが、ドライブユニットまで設計している所は筆者が知る限りではヤマハしかない。ヤマハなら「YPJ-YZR」や「YPJ-XSR」「YPJ-Tenere」「YPJ-Niken」のようなE-Bikeを製作しても多くの人を納得させる力を持っている。今後のヤマハのE-Bikeに注目だ。
URL:『人はもっと幸せになれる』をテーマに18モデルを出展 第46回東京モーターショー2019 ヤマハブース概要
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