3つ折りタイプの折りたたみ自転車「Tern BYB」を解説

折り畳み自転車で多く見かけるタイプと言えば20インチホイールと、横折れ式フレームを採用した折りたたみ自転車だろう。DAHONやTern、KHS等、少なくない折りたたみ自転車に使われており、低価格で買えて、スポーティーなコミューターにも使えるので、折りたたみ自転車入門用にピッタリだ。

しかし、折りたたみ自転車生活を送ると、折りたたみサイズが大きい等の不満が出てくる。このような問題を解決したのがTern BYBだ。

Tern BYBの一番の特徴は、折りたたみヒンジが2つあるフレーム。折りたたみ自転車では珍しい3つ折り構造を採用した。折りたたみサイズは33x81x51cm(BYB S11)と従来の20インチ折りたたみ自転車よりもコンパクトになる。

出典:https://www.ternbicycles.com/jp/bikes/byb

また、BYBは横折れ式折りたたみ自転車では珍しく縦置きが行える。リアにはキャスター付きのサイドキャリアを装備しているので縦置き状態で自立、転がし移動が可能だ。また、サイドキャリアにはバニアバッグも装着できる。服が汚れにくい泥除けやチェーンケース、頑丈なフロントキャリアが装着できるアダプターを装備しており、コミューターとしての機能も持っている。

筆者が気になるのは乗り味だろう。今まで筆者が横折れ式折りたたみ自転車に試乗した限りでは、折りたたみヒンジ部分に強度をもたせているのか、乗り心地が固くてそれなりに進むというイメージがある。横折れ式のヒンジが2箇所あるBYBは、一体どんな乗り味なのか。また、車体重量が重く、BYB S11は12.7kg、BYB P8は14.3kgと持ち運びには苦労しそうだ。

BYB S11
BYB P8

BYBシリーズにはShimano Ultegraコンポーネントに、スポーク数が少ないKinetix Pro Xを採用したBYB S11と、Shimano Aceraコンポーネントを採用したBYB P8の2種類をラインナップ。2020年モデルとして今秋発売予定。

https://www.ternbicycles.com/jp/bikes/byb

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