ロードバイクブームにより、レース用ロードバイクでも通勤・通学や街乗りに使うのを見るようになった。一般的にはロードバイクで通勤・通学や街乗りは向かないロードバイクだが、街乗りしやすいようにカスタムを行う人もいる。
今回紹介する自転車は、自転車漫画「サイクル。」の作者でお馴染みのレンゴクさんのキャノンデールR300。最初は盗まれても痛くない通勤自転車がコンセプトだったとのことだが、オークションや中古パーツなど厳選し、こだわり抜いて作ってしまったとのこと。
基本的な構成はロードバイクの特性を元にしつつ、街乗り用に割り切っている。シフターはギブネールの11速バーエンドコントローラーを、Wレバー台座に装備。今のロードバイクにWレバー台座がついているのは少ないため、マネするのならdixnaレバーハンドルマウントなどを使い、ハンドルバーに装着するのがベターだ。
街乗り仕様のためフロントシングル仕様にし、シフトレバーも1段1段変速が決まるインデックスではなく、無段階のフリクションシフトに変更しディレイラーと無理やり同調させているとのこと。ギア関係は
11速用シフター+10速用リアディレイラー+11速用カセットスプロケット→10速化+11速チェーン
とカオスで、これをフリクションシフトで強引に動かしている。
ギアは、通勤・街乗りではレースのようなスピードはいらないので、フロントは44T。クランクはSRAMのシングルダイレクトクランク+Wolf Tooth Componentsのチェーンリング44tを装着。リアは最大12Tでトップギアを踏みきれ10速をフルに使えるようだ。クロスバイク並のギア比だが、俊敏なロードバイク用フレームの掛け合わせで、スピードはマックスに届かないけど、気持ちのいいフィーリングで乗れるとのこと。
詳しい内容についてはレンゴクさんのブログからどうぞ。
http://rengokulab.blog.fc2.com/blog-entry-457.html
レンゴクさん作者の自転車漫画「サイクル。」はシクロライダーでもまとめています。