車体を小さく折りたたむことで行動範囲が広がる折りたたみ自転車は、大まかに2種類に分けることが可能だ。
1つ目は、折りたたみ時に部品が分解しないタイプ。Brompton、Dahonなど一般的な折りたたみ自転車に使われている方法だ。折りたたんでも部品がバラバラにならないため、多くの折りたたみ自転車が採用している。
2つ目は、折りたたみ時に部品を取り外せるタイプ。Tartaruga Type-S、Bikefriday New World Touristなどに使われてるこの方法は、展開に時間がかかる一方、折りたたみ時はコンパクトになるため、スポーツタイプの折りたたみ自転車によく使われている。今回紹介する絹自転車製作所 シルク・テンションUltra Compact Campingは後者に入るだろう。
独創的な自転車で知られている絹自転車製作所。公式サイトは現在工事中だが、シルク・テンションUltraCompactCampingという自転車の分解動画が公開されている。
この自転車の特徴は、縦折れ式フレームに、脱着式フロントフォークなどを装備することで、車輪サイズまで小さく折りたためる輪行式自転車。
動画や写真を見るとわかるとおもうが、フレームのダウンチューブには2本のワイヤーが使われている。この方式はSlingshotやDahonのDeltechテクノロジーで使われており、突飛ではない。しかし、折りたたみ時にコンパクトにするために採用した事例は珍しいだろう。
Silk CyclesのFacebookでは、グラベルロードやランドナー並みに荷物を積んだ状態のテンションUltraCompactCampingや、20インチミニベロタイプのUltra Compact Mini 20(406)を見ることができる。価格などは不明だが要チェックだ。