E-Bike(電動アシストスポーツサイクル)には色々なタイプがある。オフロードを走るE-MTBやElectra Townie GO!などのビーチクルーザータイプなど様々なタイプがある。これはクロスバイクタイプのE-Bikeでも同じだ。クロスバイクタイプのE-Bikeは様々な物がある。ミヤタ・クルーズは一般的なクロスバイクタイプ、ミズタニ自転車のSeraph E-01Sは前傾姿勢気味でフラットバーを装備しているが、全体的な設計はグラベルロード風味だ。
そして今回紹介する「DAVOS E-600」はアドベンチャーロードバイクスタイルのE-Bikeと言える。この自転車の特徴はコンセプト。現在流行しているアドベンチャーロード(砂利道や荷物を積んで走行するのを想定したロードバイク)のスタイルを採用している。例えば、フレームに沢山装着してあるボトルケージや荷台装着用のダボ穴、クロモリフレームが挙げられる。設計もクロスバイクより前傾姿勢気味でハンドル~サドル間の距離も短いドロップハンドルの装着を想定した設計だ。
部品に関しては、シマノ製のロードバイク用油圧式ディスクブレーキ(BR-RS405)やシマノ製シクロクロス用ホイール(WH-RX31 12mmスルーアクスル)を採用し、アドベンチャーロードバイクを意識した部品構成だ。ドライブユニットはShimano STEPS E8080。バッテリーは504Whの大容量バッテリーを採用し、ノーマルモード時で航続距離130kmを達成した。価格は430,000円(税別)
E-600のドロップハンドルバージョンも登場するのか?
DAVOS E-600は、DAVOSブースだけでなくサイクルモード2018のシマノブースにも展示されていた。シマノブースで展示されていたE-600はドロップハンドルを装着されていたコンセプトモデルだった。
E-600ドロップハンドルバージョンのハンドルを見ると、アシストの切り替えスイッチが無い。その件に関して聞いた所、アシストスイッチは電動変速機「Di2」仕様のデュアルコントロールレバーを装備して、スイッチとして使うようだ。一般的なロードバイクと同じ感覚で使えるのは大きな利点だろう。