折り畳み自転車の利点は車体が小さく折りたたむことで、持ち運びが簡単なことだ。しかし、折り畳み自転車といっても折りたたみ方法から車輪サイズまで沢山種類がある。そこで、日本国内で販売されている、もしくは発売予定の主要折りたたみ自転車の折りたたみサイズをまとめてみた。数値に関しては幅×高さ×奥行きで、単位はcmとなる。
20インチ
低価格な街乗り向けタイプから、高価格のスポーツタイプまで様々な種類があるのが20インチ。似たような設計を採用した折りたたみ自転車が多いが、折りたたみ時の寸法に差が大きいジャンルだ。低価格でコンパクトに折り畳める自転車が欲しいのならDahonやTernを選ぶのがベター。DahonやTernに関しては、グレードや車種によって折り畳み寸法が違う場合がある。
20インチ折り畳み自転車の中でも注目したいのがTech One Caracle-S、PATTO BIKE SC451、Tartaruga Type Sportsの3台。Caracle-Sはスーツケースに入れるのをメインにしているため、横折れ式折り畳み自転車の中では、縦方向に長い。Patto Bikeはフレームに折り畳み機構が無いが、DAHONやTernよりもコンパクトになり、この中では一番奥行きを取らない。Tartaruga Type Sportsは、折り畳みを行う時は前後輪やハンドルを外す必要があり、折り畳み自転車としては亜流とも言えるが、折り畳みサイズはPatto Bikeよりも少し奥行きが大きい数値だ。
- Dahon Route:89×64×34
- Tern Link N8:79×72×38
- ブリヂストンサイクル Cylva F6F:83.5×72.5×44
- Tech One Caracle-S:47×64.5×33
- PATTO BIKE SC451:72×58×29
- Tartaruga Type Sports(車輪着脱必要):73×58.5×36
- モンベル・シャイデックTR-F 20:90×65×45
18インチ
18インチ折り畳み自転車でメインと言えるのは、Pacific CyclesのBirdyシリーズだろう。前後サスペンションを装備した独特なデザインは昔から人気がある。折り畳みサイズはDAHONよりはコンパクトだ。
まだ、発売前だがシクロライダーでも注目しているIrukaも。折り畳み高は48cmと非常に低く、この中では一番低い数値を記録している。Irukaの公式SNSを見ると縦置きも可能らしく、縦置き時の予想折り畳みサイズも予想値として書いておく。
- Iruka:79x48x35(縦置き時は48×79×35?)
- Birdy Sports:72×60×34
16インチ
折り畳み自転車の中ではコンパクトな分類に入る16インチ。コンパクトに折り畳めることで有名なBromptonは、現代でも一線級とも言える折り畳みサイズだ。Dahon Curveはフレームに折りたたみヒンジがある一般的な折り畳み自転車。低価格でそれなりに小さく折り畳める。5Links2は縦折れ式のため折り畳み高は高いが、折り畳み時の横幅と奥行きが小さいため電車輪行の場面では有利だろう。
- Brompton:60×58×30
- Dahon Curve:73×61×34
- 5links2(縦折れ式):40×102×34
- モンベル・シャイデックTR-F 20:80×65×45
14インチ
14インチ折り畳み自転車は、折り畳みサイズが小さい超小径車の分類に入る。有名なのがDahon Doveやルノーウルトラライト7だ。両車とも小さく折り畳めることができるのが売りだ。スポーツカー等、荷室が狭い車に積む場合数cmの違いで積める・積めないの問題が発生するため、購入時は現車確認を行うのがベストだ。OX Pecoは超小径折り畳み自転車ながら、縦折れ式のため折り畳みサイズは大きい。
- Dahon Dove:63×55×30
- Renault Ultra light7:69×59×33
- OX Peco(縦折れ式):70×101.5×26.7
- モンベル・シャイデックTR-F 14:80×65×40
8インチ
超小径自転車とも言える8インチで有名なのがCarry-me。縦折れ式のため折り畳み高はあるが、折り畳み幅と奥行きが小さいため電車に乗せても場所を取らないだろう。
- Pacific Cycles Carry-me(縦折れ式):32x91x25