初心者にお薦めの超小径折り畳み自転車(BYA412シリーズ)3選

通勤通学などで駅から降りて目的地までのラストワンマイル問題は様々な解決策がある。この問題を解決するのに一番簡単なのは超小径折り畳み自転車を活用することだ。その中でも買いやすいのがBYA412シリーズ。元は中国DAHONで生まれた14インチ折り畳み自転車で、低価格で買え、バランスも良いため入門用にぴったりだ。

BYA412シリーズは、本家DAHONから、独自モデルとして有名なルノー・ライトシリーズ等があり、外装3段仕様や超軽量仕様といったタイプもある。今回紹介するのはBYA412シリーズの中でも、一般車(ママチャリ)に乗っている人をメイン層とし、改造はしないのを条件とし軽さ・実用性などバランスが取れたモデル3台を紹介する。

ルノー・ライト8/重量8.3kg/¥40,000

・折りたたみサイズ:70cm×36cm×54cm
・本体重量:約8.3kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く)
・変速機:シングルスピード(前46T・後ろ11T)
・タイヤサイズ:14×1.75インチ

ルノー・ライト8は、低価格で超小径折り畳み自転車生活を楽しめる。実売価格は3万円台と安く、自転車専門店からホームセンター等の量販店まで、様々な店で売られているので買いやすい。上級モデルのウルトラライト7の登場で、ライト8はあまり軽くないと思われているが、本体重量8.3kgは一般的な折り畳み自転車(20インチの場合は10~12kg)と比較すると軽量だ。頻繁に持ち運ばない、軽さよりも価格を重視するのならライト8で大丈夫だ。

ルノー・ウルトラライト7/重量7.4kg/¥60,000

・折りたたみサイズ:69cm×33cm×59cm
・本体重量:約7.4kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く)
・変速機:シングルスピード(前47T・後ろ10T)
・タイヤサイズ:14×1.75インチ

バランスが取れた軽量折り畳み自転車が欲しいのならウルトラライト7だ。この折り畳み自転車は、ライト8よりも軽量な部品を採用することで、ライト8よりも1kg軽くなった。また、ギアもウルトラライト7は重めのギアを採用しライト8よりもスポーティな走りを楽しめる。頻繁に折り畳んで持ち運ぶのならウルトラライト7を選ぶのが良い。

DAHON DOVE UNO:¥51,000

・折りたたみサイズ:63cm×30cm×55cm
・本体重量:約8.8kg
・変速機:シングルスピード(前42T・後ろ11T)
・タイヤサイズ:14×1.75インチ

14インチ超小径折り畳み自転車で実用性を求めたいのならDAHON Dove Unoを選ぶべきだ。折り畳みサイズはルノー・ライト8/ウルトラライト7よりも小さく折りたたむことができる。それだけでなく、車体には飲み物を入れておくためのボトルケージ台座や、前荷台を装着するための台座がついている。服が汚れにくくなる泥除けも標準装備し、日常生活の実用性を求めるのならDove Uno一択だ。

なぜ、超軽量モデルは候補から外したのか?

初心者にお薦めの超小径折り畳み自転車(BYA412シリーズ)3選では、ルノー・ライト8、ルノー・ウルトラライト7、DAHON Dove Unoをピックアップした。一方で、近年ではDAHON DOVE PLUSやルノー・プラチナライト6など車体重量6kgクラスの超軽量モデルが登場しているが、今回は対象から外した。

超軽量モデルを外した理由はタイヤだ。初心者にお薦めの3車種のタイヤ幅は1.75インチ(約4.4cm)と広い。これにより多少の段差や道が荒れても安心して走れる。一方、超軽量モデルのタイヤ幅は1.35インチ(約3.4cm)と狭い。軽くするために幅が狭いタイヤを採用しているが、一方で段差の衝撃がダイレクトに伝わり、シャープに動くため、今回は候補から外した。DAHON DOVE PLUSやルノー・プラチナライト6など超軽量モデルに乗っている人で、段差の衝撃やシャープなハンドリングが気になる人は、太いタイヤに交換しよう。ハンドリングの安定感が上がるはずだ。

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