流行のグラベルロードの面白い所の1つに、メーカーによって車体設計の考えが異なる所だろう。これはグラベルロードがレース用自転車ではないため、ブランドによって想定している使い方が違うのもあるだろう。
今回注目したいグラベルロードはJamis Renagadeのカーボンフレームモデル。Jamisのグラベルロード「Renegade」シリーズは、グラベルロードの中でも泥除けや荷台の装着ができ、汎用性が高いモデルとなっている。Renegadeはアドベンチャーロードを売りにしているため、カーボンフレームモデルでも泥除けや荷台の装着が可能だ。
出典:http://www.jamis-japan.com/renegade-expert.html
そんなRenegadeのカーボンフレームモデルだが、ブレーキワイヤーを内蔵するための穴以外にフレームに穴が開いているのが見えるだろう。これはドロッパーポストを搭載する時、ホースを内蔵するための穴とのことだ。実際に海外版のJamis公式サイトには、ドロッパーポストが装着できるのを売りにしている記述を見ることができる。
DROPPER POST READY
Just in case you want to continue to push the boundaries, we added cable routing capability for a 27.2mm dropper post. Carbon-made Elite and Expert models have routing for an internal post while the Exploit is fitted for external.
ドロッパーポストとは、簡単に言うと高さ調整が可能なシートポスト。一般的にはマウンテンバイクユーザーが装着する部品で、一般的な道では高めのサドル位置で走り、下り等でサドル位置を低くしたい時に低くするなど、場面にあったサドル位置に設定することができるのが特徴だ。グラベルロードでドロッパーポストの装着を売りにしているモデルは珍しいと思う。