軽快車で有名なマルキンや、スポーツサイクルブランドで知られているコーダブルームブランドの運営を行っている自転車会社のホダカは、コストパフォーマンスが高いスポーツサイクルブランドのNESTOに力を入れている。ワイズロード東大和でNESTOのロードバイクを試乗した後、シクロライダーの身分を明かした上で色々話をした。NESTOを所有しているホダカは、スポーツサイクルブランドのKhodaa-Bloomも持っていて、似たような自転車を販売している。NESTOとKhodaa-Bloomは別部門で競い合っているとのことだ。自分はこのことについて「身内同士で戦っていて、さらに親会社のGIANTとも戦い…。」と話していたら。セールスマンはこう言った。
「いや、ウチ(ホダカ)はGIANTから独立しました。」
ホダカの歴史では、1998年にジャイアントの傘下に入ったが、GIANTから独立したというのは書いていないため、今でもGIANTの傘下に入っていると思っていた。詳しく聞くと2年前にGIANTから独立したらしい。ただ製造工場はGIANT製が多いとのことだ。
HODAKA(ホダカ株式会社) 自転車・用品・企業情報サイト » 歴史・沿革
GIANTから独立するにあたって、GIANTが持っているホダカの株を買い取る必要があり、銀行に借金をして株を買い取ったとのこと。恐らく相当苦労したと思うが上層部は独立して良かったとNESTOのセールスの人が話していた。
GIANTから独立して良かったのは、親会社の意向を気にせず自由に企画を行うことができるとのことだ。NESTOは安田大サーカスで知られている団長がトライアスロンレースの世界選手権出場を目指しているが、もし独立していなかったら安田大サーカスの団長にロードバイクを供給する場合も親会社に伺わないといけなかったと語っていた。
NESTOが応援する “あの人” 来たる!|NESTO – ネスト
会社概要では今でもGIANTの傘下に入ったと書いてあるため、今でも本当だったのか?と頭のなかで疑問に思っているが、GIANTから独立した影響を示唆した話もされ、この話は書いていいですよね?と、3回ほど言って了承を得ているので公開しました。
台湾にある台湾穂高は日本のホダカとは無関係
今まで台湾にある台湾穂高は、日本のホダカと同じ会社だと思っていたが、NESTOのセールスマンいわく、台湾穂高とホダカはまったく関係ないとのこと。日本のホダカと偶々名前が重なっているだけで、台湾の日本統治時代の影響を受けていると話していた。因みに台湾穂高のホームページには1966年に創業され、日本のホダカは1972年に創業している。
:::Welcome::: HODAKA – Company_Profile(台湾穂高)
NESTOブランドのグラベルロードも開発中とのこと
現在流行しているグラベルロードだが、NESTOブランドのグラベルロードは開発中とのこと。700×32~35Cのタイヤを装着し40Cぐらいのタイヤにも対応できるモデルを開発していると話していた。