フラットバー+バーエンドバーを使用する人や、ブルホーンバーにフラットハンドル用ブレーキレバーを使う人で問題になるのはブレーキレバーの位置だろう。ブルホーンバーやバーエンドバーといった縦に握る部分にブレーキレバーがないため、街乗りなどのとっさの場面ではブレーキレバーがないため衝突回避が非常に難しい問題がある。
昔はTEKTROからブレーキレバーに装着する補助レバーがあったようだが、今は売られていない。某Y氏もVブレーキレバー用ギトネットレバーが欲しかったが、売られていないため自作することとなった。
自作ギトネットレバーの作り方
今回の自作ギトネットレバーは、工具が必要で穴を開ける等の改造を行う必要があるため、万が一、同様の改造を行い事故等が発生しても責任を負うことはできません。
ギトネットレバーとして使用する部品はミノウラのSBH-300 ボトルケージホルダ。これを切って角をまるめて、ブレーキレバーやハンドルに合うように曲げる。問題になるのがSBH-300の加工。某Y氏は手動工具で加工したわけでなくグラインダ等の電動工具を使用して加工を行っている。また、グラインダや万力等で加工を行うことができる場所や工具、工具を扱うことができる技術や、何度も部品を曲げないで合わせる技術も必要だ。
ギトネットレバーが完成したら、ブレーキレバーとギトネットレバーの両方に穴を開ける必要がある。写真では見えないが既存のブレーキレバーにはパテで埋めていて、パテで埋めた後にドリルで穴を開けている。
この自作ギトネットレバーは加工元の部品が簡単に購入できるが、一般の人には加工が容易ではなく、現物合わせが必要等の欠点がある。ブレーキレバーに穴を開ける必要があるので商品化は難しいだろう。