14インチ折りたたみ自転車で元祖と言えるモデルはBYA412と呼ばれるDAHONの折りたたみ自転車だと思う。BYA412は中国市場向けとして設計されたモデルと言われており、14インチのシングルスピードの横折れ式折りたたみ自転車だ。日本では最近までDAHONブランドで販売されていなく、OEMモデルのFIAT AL-FDB140が一部のユーザーに愛用されていた。
現在は、GICから登場したRenault ULTRA LIGHTがヒットし、DAHON(アキボウ取扱)も元祖と言えるDOVEを登場させた。
2018年モデルではDOVEの軽量モデルと言えるDOVE PLUSを登場させるとのこと。2017年のヨコハマ・サイクルスタイルで実車を見ることができたので
DOVE PLUSはDOVEに存在したステムの上下調整機構を削除し、シートポスト、クランク、薄いサドルに交換している。また、DOVE PLUSとDOVEをよく見るとフレーム自体が違うため、すべての部品が違うように見える。
DOVE PLUSの折りたたみサイズはW62xH56xD30cm。DOVEはW63×H55×D30と、DOVEとほぼ同じ。実際に試乗した限りではDOVEと同じようにハンドル~サドル長がコンパクトに感じた。価格は税別で78,000円とのことで現実的な価格だ。
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超小径車潰しの一台の可能性を持つDOVE PLUS
重量7kgを切ったDove Plusを触って思ったのが、DOVE系統の14インチ折りたたみ自転車は超小径車を潰してしまう可能性があるのではないかということ。
10インチ以下の超小径車は折りたたみサイズを重視しているため、特殊な部品を採用したり乗り心地などの走行性能が悪い物や構造的に華奢な物が多い。DOVE系統の折りたたみ自転車はタイヤサイズが14インチと超小径車と比較すると大きく、フレーム剛性もあり、小径車の特徴である不安定さに気をつけて乗れば普通の自転車として見ることができる。14インチ折りたたみ自転車は車体重量も軽く、最軽量クラスのDOVE PLUSの6.97kgはCarry-meよりも軽量だ。低価格で購入できるRENAULT LIGHT8でも8.3kgと軽量だ。
14インチ折りたたみ自転車が超小径車と比較して不利なのが折りたたみサイズ。DOVE系統の14インチ折りたたみ自転車は、折りたたみサイズは20インチと比較すると小さいが、超小径車は14インチ折りたたみ自転車よりも小さいサイズで折りたためる物が殆ど。14インチ折りたたみ自転車よりも小さく折りたためないといけないのなら、Carry-meのような超小径車がいいだろう。