はままつペダルでYPJ-Cを借りた時ヘルメットも借りたが、ヘルメットを見て驚いた。通常、このようなレンタサイクルで借りることができるヘルメットはエントリーモデル用の6000円クラスの安価なヘルメットだが、はままつペダルで借りたヘルメットはなんとカレラのフォルダブルヘルメットだった。カレラのフォルダブルヘルメットはサイクルモードでよく見ていて興味があったが、長時間使うことができたので評価してみたい。
カレラ・フォルダブルヘルメットの利点は折り畳みと締め付けの少なさ
カレラ・フォルダブルヘルメットの利点は折りたたんで小さくなることだろう。フォルダブルヘルメットは折りたたむと3分の2のサイズになる。数字だけを見ると僅か3分の2にしかならないと思うかもしれないが、大きな効果がある。
自転車から離れて自転車用ヘルメットを持つ時、大体自転車用ヘルメットは肩ベルトにかけることが多いが、肩ベルトにかけると歩いた時に意外と邪魔になる。カレラ・フォルダブルヘルメットは折りたためるので肩ベルトにかけても邪魔になりにくく、比較的容易にリュックサックに入れることも出来る。
また、折り畳み可能の設計の副次的効果としてヘルメット特有の締付けが少ないが挙げられる。フォルダブルヘルメットは、バンドタイプの折り畳み機構のため左右に締め付ける感覚が少ない。一般的な自転車用ヘルメットみたいに一体構造ではなく左右に動くのもあるだろう。
カレラ・フォルダブルヘルメットの欠点は、自転車競技で使用するために必要なJCFの認定が無いことだが、フォルダブルヘルメットは街乗り用のヘルメットなのであまり問題にはならないだろう。因みにフォルダブルヘルメットはCE規格を採用していて自転車用ヘルメットの要件に当てはまっているようだ。
カレラ・フォルダブルヘルメットは従来のスポーツサイクル用ヘルメットとも、ストリートスタイルのヘルメットとも取れない独特な形をしていて好き嫌いはあると思うが、コンパクトになるのと左右の締め付けが少ないのは大きな利点だろう。少なくとも言えるのは自分ならカスクを使用するのなら、フォルダブルヘルメットを使うだろう。