Tern Link N8に乗り、早速輪行旅をしてきた。
今回の輪行旅で初めてTern Link N8を長時間走らせたが、一番驚いたのが小径折りたたみ自転車としては安定性が高いということ。
小径自転車としては、ハンドルの動きに対して過敏に動く感覚が少ない。勿論大径車と比較すると大径車のほうが良いが、予想以上に直進安定性が高いので驚いた。
個人的には街乗り用小径車として使用しているAsama Betaよりも安定性が高い。Link N8に乗った後はBD-1スタンダードフレームはもう乗りたくないと思うほど。
前にDAHON・OEMモデルのCBAナクレに乗ったことがあるが、Link N8ほど安定しているわけでは無かった。そこでLink N8の安定性が高い理由を考えてみた。
安定性が高い一番の理由はフロントフォークか?
Link N8はDAHON系統の折りたたみ自転車となっている。DAHON系統の折りたたみ自転車はステムの突き出しは無いのが特徴となっている。
殆どの自転車にはステムの突き出しがあり、ステムの突き出しが短くなるとステアリングの切れ角が大きいと言われている。
そのようなことを考えると、ステムの突き出しが無いDAHON系統の折りたたみ自転車のハンドリングは最悪の部類に入るはずだが、Link N8は小径折りたたみ自転車としてはフラつきにくく比較的安定しているハンドリングとなっている。
身長が高いのでやや前傾姿勢で乗れるので前輪に荷重がかかりやすい等の要因を考えたが、乗車姿勢ならDAHON OEMのナクレでも同じような乗車姿勢だった。
Link N8の写真を見て気づいたのががフロントフォーク。
参考:自転車のジオメトリー ~フォークオフセット&トレイル長~ | 京都の中古自転車・新車販売 サイクルショップ エイリン
フォークオフセットが大きいと直進安定性が高いと言われている。
Link N8のフロントフォークを見た限りでは、フォークオフセットが通常の自転車よりも大きいように見える。
これは、Link N8だけでなく、DAHON・Tern等の一部の折りたたみ自転車でも、フォークオフセットが大きいフロントフォークを搭載した自転車を見ることが出来る。
参考写真のDAHON IMPULSE(2015)。殆どの折りたたみ自転車のフォークオフセットの参考として。Link N8と比較するとフォークオフセットは少ないように見える。
直進安定性が高い折りたたみ自転車が欲しいのなら、Link N8のようにフォークオフセットが大きい自転車を選ぶのがベストだろう。
しかし折りたたみ自転車はフォークオフセットなどの具体的な数値は書かないのが一般的なので比較するのが難しい状況となっている。