20インチ車輪サイズの折りたたみ自転車で主流となっているのはDAHON系統だろう。DAHON系統の折りたたみ自転車の特徴は、折りたたみサイズをコンパクトにし、跨ぎやすくしたフレーム形状となっている。そのため、通常の折りたたみ機構がない小径車と比べると、ステム長がない、シートポストやハンドルポストが長いなどの特徴がある。
DAHONに限らずKHSやCYLVA F6F/F8Fなどの折りたたみ自転車の多くは、DAHON径のフレーム形状に似ているが、WindCogという、小径折りたたみ自転車はDAHON系のフレームとは違う構造を採用した折りたたみ自転車となっている。
出典:http://www.windcog.com/#!product/xamao
WindCogは通常の小径車的なフレーム形状に見えるが横折式の折りたたみ自転車だ。通常の折りたたみ自転車ではボトルケージ台座は1つしか無いのが一般的だが、WindCogは、ボトルケージ台座が3つ装備されており、さらにフレームに輪行袋を括りつけておくことができるスペースも確保されている。上の写真の状態でも折りたたみは可能となっている。フレーム素材はA7005アルミ素材を採用している。
出典:http://www.windcog.com/#!product/xamao
折りたたんだ状態では車体サイズをコンパクトにするために、シートチューブを倒す独自機能が装備されている。また、標準装備されているセンタースタンドは折りたたみ時の自立を可能にしている。ハンドルはステムを外すような構造となっているが、どのような構造なのか気になる。
出典:http://www.windcog.com/#!product/xamao
シートチューブを倒す独自機能は、折りたたみ時のスペースを減らすためだけでなく、シートアングルの変更も可能という、他の自転車では見たことがない機構が装備されている。シートアングルは2段階に変更が可能で、トップチューブ長が2種類あるため、折りたたみ自転車の問題である車体サイズが一つしか無い問題を解決している。
WindCogについては詳しい内容はまだ発表されていない。発売予定は2016年8月とのことで、今後の情報はこれから公開されるのだろう。