競技用の乗り物は、競技の分野に極限まで特化している物が殆どだ。レーシングカーの多くは普段での使用は不便で、長期間の使用は適さない物となっていると言われている。
自転車の世界も、レーシング用モデルは素人から見ても極限まで競技用に特化している。一番良い例がTrek Madone9。Madone9は多くの部分をエアロ化している。特に面白いのはワイヤーが殆ど見えず、フロントフォークに装着されたブレーキが、フロントフォークと一体化しているように見えるほどだ。
気になるのはステアリング構造で、中に入っているワイヤーやブレーキはどのようにして干渉しないで曲がることができるのかで、実際はこのような感じとなっている。
TREK MADONE9 ブレーキシステム pic.twitter.com/d6IlWHBMoC
— 丸山 拓己@FFWD注文待ち (@mtgtr860821) 2016年5月28日
ステアリングは、フレームにからくり的な仕掛けを備えることでワイヤーが干渉しないようになっている。公道用として見ると、このようなからくり機構は整備が大変そうなので、メカニックサポートがある競技者が乗るのが一番なのではないかと思う。