日本では大型スクーター並の全長を持つロングテールバイクは、使うことができる場所は少ない。そんな使いにくいロングテールバイクを日本流に使いやすくしたモデルが登場している。これらの日本流ロングテールバイクは小径タイヤを採用し、通常の自転車に近いくらいの全長にし、日本でも扱いやすいモデルとなっている。
そんな日本流ロングテールバイクに、サイクルベースあさひが新たに88Cycleというモデルを登場させた。このモデルの特徴は、ファットバイク風味を加えたモデルで日常生活に合った設計となっていることだろう。
出展:http://www.cb-asahi.jp/88cycle/release/
フレームは太めのスチールフレームを採用している。荷台と車体は分離可能で、荷台は子供乗せを装着することも可能となっている。荷台はクラス27と最大積載量27kg。小径ロングテールバイクのルイガノMV CARGOが重量40kgまで対応しているのを見ると、肩透かしな感じだが、荷台とフレームが別体になっているからかもしれない。(MV-CARGOはフレームと荷台が一体となっている)
変速機は外装変速機。前はシングルで後は8段となり街乗りなら必要十分だと思われる。
ブレーキは前後とも機械式のディスクブレーキを採用し、ブレーキを固定したままにするロックも採用。これはディスクブレーキに子供が手を触れても怪我をさせないためにロックする機構が装備されている。
ハンドルは手首が疲れにくいように曲がっているブルムースバー。特徴的な形は、ステムとハンドルの一体となっており、ステム長の変更を行う場合は、ステムとハンドルを用意しないといけないが、街乗り自転車なので特に問題ないだろう。
タイヤは前は24×2.1インチ。後ろは20×4インチ。リヤタイヤは本物のファットバイク用を採用している。このようなタイヤはチョッパータイプのクルーザー「Schwinn New Stingray」で採用されたStingray Tireを採用することもできるが、本物のファットバイク用タイヤを採用。やや扁平したStingrayタイヤとは違い、通常の自転車用ファットバイクタイヤを採用し、お茶を濁した感じでは無いようだ。
参考:タイヤはどこで買えばいい? Be-all Bonnet noir BNF 20 – シクロライダー
ファットバイクと、ピックアップトラックを合わせたような独特の雰囲気を持っている。個人的には、リヤタイヤの価格、車体重量、パーキングブレーキロックの使い心地、走り、そして車体サイズが気になる所だ。