ファットバイクの普及で見えた冬山登山的なリスク

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ファットバイクが素晴らしいのは、雪の上を走れるという従来の自転車ではできなかったことを行えることだろう。これは実際に乗らないとわからないことで、雪の上を普通に自転車で走ることがこれだけ面白いとは思わなかった。

このようなファットバイクは比較的多くの会社から登場しており、10万円台前半で購入できる安価な有名ブランド品も登場してきた。

そんなファットバイクだが、ファットバイクが普及していくにつれて新たなリスクも出てきたようだ。

ファットバイクの普及で今までとは違う危険性が出てきました。 | Dimension mtbproshop

ファットバイクで雪道を走るということは、普通の人では危険な場所を走ることになる。上記のサイトでは、ファットバイクで下手に標高が高い所を走ると、普通の寒さ対策では対応できず、自転車も相応の対策が必要とのことだ。標高が高い雪がある寒い場所で走ると、油圧ディスクブレーキやシフトワイヤー、ビンディングペダルが凍るという、普通の自転車生活では想像できないことが発生するとのことだ。

このような場所を走るには冬山登山的な知識は必要だろうが、冬山登山を行っている自転車乗りが少ない。自分の周りでは某Y氏やFeltロードバイクに乗る某S氏、ウメザワを譲ってもらった某I氏が冬山登山経験者だが、普通なら知り合いに冬山登山経験者を探すのは非常に難しい。

今後ファットバイクで雪上走行を薦める所は増えるだろうが、下手に雪上走行を煽って、雪崩に巻き込まれる、雪庇で滑落、凍死等の問題が発生する可能性は否定出来ないだろう。

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