GIANTのGREAT JOURNEYと言えば、世界を旅するための旅用自転車として有名だ。かつてのモデルはGIANTのエントリーMTBとフレームを共有化していているが、多くのユーザーから支持され、現行モデルではGREAT JOURNEY専用の車体となっている。
フレームはアルミフレームを採用している。現行モデルではマウンテンバイクの流用から代わり、マウンテンバイクの設計を基本としてトップチューブ長が短い専用設計となっている。フロントフォークはクロモリ製でサスペンションは無い。かつてはサスペンションがついていた。
ハンドルはドロップハンドルを採用。かつてのGREAT JOURNEYはフラットハンドルモデルもあったが今はドロップハンドルモデルのみとなっている。
ブレーキはカンチブレーキを採用している。一般的にカンチブレーキの効きは悪く、世界を旅する人はワイヤー式のディスクブレーキが支持されている。
ギア比は前はクロスバイク用でSHIMANO M361 28/38/48T。スプロケットはSHIMANO HG41 8S 11-32T。MTBに近いくらいは軽いギアが装備されている。
車輪は26インチのマウンテンバイク用を採用。26インチMTBが世界で普及しているため入手しやすく、タイヤも太いため荷物を積んだり荒れた道を走るのに有利で、スピードよりも総合性能を重視する世界を旅する人たちから支持されている。タイヤはMAXXIS OVERDRIVE26×1.75。
標準装備されている部品では前後バニアバッグと荷台が標準装備されている。荷台を見てみると溶接から見てアルミ製のように見える。
GREAT JOURNEYのユーザーの評価
殆どのGREAT JOURNEYのユーザーはコストパフォーマンスの良さが良いと言っている。他の自転車ユーザーと同じく改造も行っている人が殆ど。現行モデルのバニアバッグは防水ではないため、オルトリーブ等の防水タイプに変更が多く、アクセサリーの装着も行っている人が殆どだ。
夫婦自転車世界1週をしている人のブログでは、2009年と2014年のグレードジャーニーを使用している。2014年モデルのグレードジャーニーではハンドルをフラットハンドル化を行い、カンチブレーキをシマノ・DEORE XT Vブレーキに替えて制動力を上げている。2009年モデルのグレードジャーニーでは、ホイール交換、コンパクトVブレーキ化、フロントフォークのリジッドフォーク化を行っている。リジットフォーク化では車体のバランスがおかしくなりいろいろな部分を変更していて、コンパクトVブレーキに変更では、泥除けの装着ができなくなり分割などを行い、泥除けを無理やり装着している。
11万円で日本や世界を旅することが出来るグレードジャーニー。ただ、現行モデルではコントロール性が高いフラットハンドルモデルが無く、クロモリ製フレームの採用やフラットハンドルタイプもあるルイガノのLGS-GMTシリーズのほうが有利な場面もある。ただ、「GIANT・グレードジャーニー」の知名度の高さや今までの実績があるため、まだまだツーリング用自転車として売れていくだろう。
参考
【旅の装備その1】自転車関係 ラッパ吹きながら自転車で日本一周する
ゆーじろーの自転車で日本一周?+α?の旅 【出発前_装備品】その①!自転車関連
旅の相棒 -partner-(初期モデルのグレードジャーニー)
自転車日本一周、使用した装備の評価まとめ。|世界一周メッセンジャーぴでゆき
5年前に日本一周をしたバイクが世界一周へ: NRSのブログ(初期モデルのグレードジャーニー)