トップチューブ長が長く、シートポストを一気に下げると折りたたみ時にスタンドになり、スタンドオーバーハイトが低く跨ぎやすいのが特徴のDAHONの折りたたみ自転車と比べると、KHSの折りたたみ自転車は古典的な雰囲気がある。トップチューブ長はDAHONよりも短く、折りたたみ時の自立は、ボトムブラケット部に装備された自立用のスタンドで立ち、スタンドオーバーハイトはDAHONと比べると比較的高い(通常の自転車と比べれば勿論低い)。
そんなKHSの折りたたみ自転車で特徴的なのは、ソフトテールというフレームのしなりとエストラマーサスペンションを組み合わせたサスペンション機構だが、一部のモデルでは406サイズと451サイズの2種類の車輪径を楽しむことが出来る特徴がある。
KHSのF-20T・F-20JJ・F-20S・F-20AS・F-20Gは20インチでも車輪径が少し小さい406サイズを採用しているが、少し大きい451サイズのホイールにも対応している。406と451のサイズには両方とも特徴があり、径が小さい406サイズの特徴は1.5インチなどの太めのタイヤが多く、径が大きい451サイズは細めの幅のタイヤが多い。
2種類の車輪径を楽しむことが出来るということは、自分の走りに合わせた走りに合わせて選択できることだ。安定性を重視するのなら標準装備の406サイズで、舗装路の高速走行を重視するのなら451サイズと選択できる折りたたみ自転車は貴重だ。