人力で走る自転車の世界では軽い自転車は良いと言われていて、重い自転車は走りが悪いので好まれない。この意見は自分も異論はない。ただ、多くの極端に軽い自転車や部品はカーボンだろうがスチールだろうが、非常に脆いため注意が必要だ。
逆に極端に重い自転車は走りにどの位影響が起きるのか。今年(2015年)の夏に東京~直江津300kmを行った時、300キロをやった後にさらに能登半島を走ろうと思い荷物をまとめ、荷物を局留めで送るのも面倒になり、泊まりがけの荷物を積んで1日300キロを行った。車体重量はバッグ込みで想定12キロだったのが、荷物を積んだおかげで持ちあげられないほどの重さ(想定重量18キロ?)となった。
最初は意外と走ることができる
車体が重いだけなのは短距離では加速が多少悪くなるだけで、意外と走ることができてしまう。ただ、重さによる加速の悪さはジワジワ来て後々大変な思いをする。
体力が減り始めた時に非常にしんどくなる
体力が減り始めると加速の悪さが目立ち、他の人よりも加速がワンテンポ遅れるのが目に見えてわかる。重量の重さのためか滅多に足が攣ることが無い自分も足が攣りそうになりそうになったほどだった。
明らかに悪いハンドリング
キャラダイス・SQRスリムに荷物を殆ど積んだため、重心が後ろ寄りで高いためフラつきやすい。また、荷物の重量も重いのかシビアな場面での制御がし難くイライラする場面が多かった。
重量の違いは相当堪える
1日300キロ走るのにこれだけ重い荷物を積んだのも、1日300キロは既に2回やっていたので舐めていたというのもあるのと、重い荷物を積んでの長距離サイクリングは数回しかやったことが無いのもあったと思う。1日で長距離を追い込む走りで重い荷物を積むのはどう考えてもデメリットしか無く、自分は2度とやらないだろう。