自転車に限らず、ほとんどのタイヤは空気入りタイヤを装着している。空気入りタイヤは軽量で走りが軽く、乗り心地が良い利点があるが、パンクが発生する欠点がある。
そんなパンクの欠点を解消するために、パンクしないノーパンクタイヤを売りにした自転車がシティサイクルを中心にそれなりにラインナップされているが、この手のノーパンクタイヤは走りが重い欠点がある。
Tannus ノーパンクタイヤは「走りの悪さ」で普及しないだろう
通常のタイヤとノーパンクタイヤの走りの違いを数値でわかる方法では、電動アシスト自転車の航続距離が一番わかりやすい
シティサイクル中心のラインナップで有名なマルキンが、ショプカハイブリットシリーズという電動アシスト自転車を登場させた。ショプカハイブリットには通常のタイヤのモデルとノーパンクタイヤのモデルの両方があり、タイヤ以外の動力性能やバッテリーの容量の違いはなさそうだ。
ショプカハイブリットは電動アシスト自転車なので、航続距離が書いてあり、自転車選びの参考になるが、通常のタイヤの航続距離と、ノーパンクタイヤの航続距離では大きな差がある。
通常のタイヤを装着したショプカハイブリッドの航続距離は最大45キロ。一方でノーパンクタイヤを装着したショプカハイブリットプラスは35キロと航続距離に違いがある。
電動アシスト自転車の航続距離10キロの違いは1クラスほどの違いがあるほどで、通常の空気入りタイヤとノーパンクタイヤではどのくらい走りの重さが違うのかわかると思う。パンクしないタイヤが装着された自転車を買う場合、パンクが嫌でパンクしないタイヤの自転車に乗ったら、走りの重さで嫌になる可能性があるのを覚えたほうが良いだろう。